【ベオグラード万博2027】北マケドニア館「All Rhythms of the Sun」|648㎡でワイン・食・音楽・文化を体験

ベオグラード万博 EXPO 2027

2027年5月15日から8月15日まで、セルビアの首都ベオグラードで開催されるExpo 2027 Belgrade(ベオグラード国際博覧会)

各国パビリオンの計画が徐々に具体化するなか、今回は日本ではまだあまり情報が出ていない北マケドニア館(Macedonian Pavilion)に注目します。

北マケドニアは2025年8月、Expo 2027 Belgradeへの参加を正式に確認しました。現在は専用のMacedonian Pavilionサイトも公開され、パビリオンの場所やテーマ、展示構成、ワイン・食文化、音楽、スポーツ、ビジネスプログラムなどがかなり具体的になっています。Expo 2027公式によると、北マケドニアは参加国の一つとして正式に掲載されています。 

Expo 2027 Belgrade|北マケドニア参加発表

Macedonian Pavilion公式サイト

北マケドニア館の基本情報

現在公表されている情報を整理すると、次の通りです。

項目内容
北マケドニア共和国
パビリオン名称Macedonian Pavilion
テーマAll Rhythms of the Sun
場所Pavilion A7.5
面積648
会期2027年5月15日~8月15日
主な展示音楽、食、ワイン、ホスピタリティ、観光・体験、自然、文化・芸術
特別企画Macedonian Wine Weekなど

Macedonian Pavilion専用サイトでは、会場内の位置をA7.5と案内しています。また、北マケドニア館によるワイナリー向け募集資料では、独自のナショナルパビリオンとして648㎡を使用すると明記されています。 

Expo 2027 Belgradeでは個別パビリオンが324㎡、648㎡、972㎡の3サイズで計画されているため、北マケドニア館はMedium(中型)に相当する規模です。 

テーマは「All Rhythms of the Sun」

北マケドニア館のテーマは、

All Rhythms of the Sun
「太陽のすべてのリズム」

です。

ここで重要になるのが「太陽」。

北マケドニアの国旗には、大きな太陽とそこから広がる8本の光線が描かれています。

Macedonian Pavilionでは、太陽を単なる国のシンボルとしてではなく、北マケドニアの自然、歴史、文化、暮らしのリズムそのものをつなぐ存在として捉えています。

専用サイトでは、北マケドニアには年間を通じて多くの日照があり、その地理的条件の中でさまざまな文化が交差してきたことを紹介しています。

そして、

Seven rhythms, one sun.
「7つのリズム、1つの太陽」

という構成で、北マケドニアという国を体験してもらうパビリオンになっています。 

7つの「リズム」で北マケドニアを体験

北マケドニア館の面白いところは、国の紹介を一つの巨大な展示にまとめるのではなく、7つのリズムとして構成している点です。

公式サイトでは次の7項目が示されています。 

1.Makedo ― Macedonian Music

まずはマケドニア音楽

Expo 2027 Belgrade全体のテーマには「Sport and Music for All」が含まれているため、音楽は北マケドニア館にとっても重要な展示要素です。

パビリオンでは、演奏やリスニング体験、文化的なショーケースなどを通じて、マケドニア音楽を現代的なExpo空間で表現する計画です。

2.Gastronomy ― 食文化

2つ目はガストロノミー

公式サイトでは「Gastronomy」を7つのリズムの一つに位置づけており、北マケドニアの食文化をパビリオン体験の重要な要素として紹介する計画です。

Expoでは食そのものだけではなく、人を迎え、一緒に食卓を囲む文化まで含めて北マケドニアを体験する要素になりそうです。

3.Wines ― ワイン

そして北マケドニア館で特に力が入っているのがワインです。

専用サイトでも、

“Wine is our religion.”

というかなり強い表現が使われています。 

北マケドニアはバルカン地域のワイン生産国の一つで、今回のExpoを自国ワインの国際発信にも活用します。

4.Hospitality ― おもてなし

北マケドニア館ではHospitality=おもてなしも一つの展示テーマです。

公式サイトでは、訪問者を単なる展示の「観客」にするのではなく、北マケドニアの文化の一部として迎え入れる考え方が示されています。 

単なる国紹介ではなく、

「北マケドニアに来たような感覚をつくる」

こともパビリオン体験のポイントになりそうです。

5.What To Do ― 観光・体験

観光やアクティビティも一つのリズムです。

さらにMacedonian Pavilionでは、Expo期間中に北マケドニアの観光資源を紹介するためのデジタルマップ「Macedonian Experience」も計画しています。

つまり、ベオグラードで北マケドニア館を体験した人を、将来的な実際の旅行へつなげる狙いも見えてきます。 

6.Nature ― 自然

山岳地帯、湖、渓谷など、北マケドニアの自然も重要なテーマ。

パビリオンでは、自然そのものだけではなく、自然とともに形成されてきた暮らしや文化を含めて紹介していく構成です。

7.Culture & Arts ― 文化・芸術

最後が文化と芸術。

長い歴史の中でさまざまな民族・文化が行き交ってきた地域だからこそ、考古学、伝統、生活文化、現代芸術まで含めた北マケドニアの文化的な厚みを伝えるパートになりそうです。

北マケドニア側の現地報道でも、パビリオンでは音楽、ワイン、観光、ガストロノミー、自然、文化・芸術など7つのセグメントを通して国の現代的な姿を見せる計画だと説明されています。 

92日間、北マケドニアワインを味わえる?

特に面白いのがワインです。

北マケドニア館は国内ワイナリーに対してExpo参加を呼びかけており、会期92日間を通して専用のワインコーナーを設置する計画を発表しています。

ここでは選ばれた北マケドニア産ワインを来館者に紹介し、QRコードから各ワイナリーの情報や連絡先へアクセスできる仕組みも計画されています。 

つまり、単なる試飲イベントではなく、

Expoで飲む
→ 生産者を知る
→ ワイナリーや商品へつながる

という国際的なプロモーションまで設計されています。

2027年6月5日〜12日は「Macedonian Wine Week」

さらに2027年6月5日から12日には、

Macedonian Wine Week
(マケドニアン・ワイン・ウィーク)

が開催予定です。

北マケドニア館の募集ページによると、この期間には、

  • プロ向けワインテイスティング
  • ワインカンファレンス
  • B2Bミーティング
  • 輸入業者・販売業者との商談
  • ホテル・レストラン関係者との交流

などを実施する計画です。 

ここを見ると、北マケドニア館は「観光客向けの展示」だけではありません。

文化発信+観光プロモーション+輸出促進+ビジネスマッチング

を一つのパビリオンにまとめようとしていることが分かります。

Macedonian Pavilion|ワイナリー参加募集・Wine Week公式情報

「Music・Sport・Investment」のプログラムも

Expo 2027 Belgradeのテーマは、

Play for Humanity: Sport and Music for All

です。

そのため北マケドニア館でも、

Music
Sport
Investments

という3つのプログラムを計画しています。 

音楽ではマケドニア音楽のパフォーマンスや文化紹介。

スポーツでは参加型プログラムや北マケドニアのスポーツ人材などを紹介。

さらにInvestmentでは、企業や投資家、関係機関などが交流し、北マケドニアの将来的な経済機会を紹介する場も設けられる予定です。

詳細プログラムについては、現時点ではComing soonとなっています。

ここは今後の更新ポイントになりそうです。

企業もExpo 2027へ参加

北マケドニア側では、Expo 2027 Belgradeを企業の国際展開にも活用しようとしています。

北マケドニア企業を対象に、自社製品、サービス、技術、イノベーションなどを紹介するための参加募集も実施されました。

現地報道によると、この企業参加プログラムは北マケドニアの商工会議所連合と連携し、政府のGeneral Secretariatの支援を受けて進められています。 

つまり北マケドニアにとってExpo 2027は、

国の文化を見せる場所

だけではなく、

北マケドニア企業をセルビア、ヨーロッパ、世界へ売り込む場所

でもあります。

ベオグラードと北マケドニアは地理的にも近く、地域経済との結びつきを考えるうえでも興味深い出展です。

北マケドニアが「初の独自ナショナルパビリオン」へ

北マケドニア館のワイン参加募集ページでは、今回について、

国として初めて648㎡の独自ナショナルパビリオンで出展する

と紹介しています。 

これはかなり面白いポイントです。

北マケドニアにとって、今回のExpo 2027 Belgradeは特に大きな節目となります。公式募集ページでは、同国史上初めて648㎡の独自ナショナルパビリオンで参加すると説明しています。

Expo 2027 Belgradeそのものが国際的なショーケースとして大きな意味を持つことになります。

しかも開催地は同じバルカン地域のセルビア。

その距離の近さを生かして、

  • 観光
  • ワイン
  • ガストロノミー
  • 文化
  • 音楽
  • ビジネス

をまとめて世界へ見せる機会になりそうです。

外観デザイン・パースは?

Macedonian Pavilion公式サイトには、Pavilion A7.5を紹介するパビリオンイメージが掲載されています。

ただし、2026年9月2日時点では、建築家名、ファサードの詳細コンセプト、使用素材、完成予想図としての正式な建築パースについて、十分な公式説明は確認できていません。

そのため本記事では、現在公開されているビジュアルをそのまま「完成外観」とは断定していません。

Expo 2027 Belgradeの個別パビリオンでは、参加国がPublic Realm側のファサードを独自にデザインできる仕組みとなっています。北マケドニア館は648㎡のMedium Pavilionに該当するため、今後さらに具体的な外観デザインや建築コンセプトが発表される可能性があります。 

設計者、外観パース、ファサードデザインなどの公式情報が公開され次第、本記事にも追記します。

北マケドニア館は「五感」で楽しむパビリオンになりそう

今回公表されている内容を見ていると、北マケドニア館はかなり体験型になりそうです。

音楽を聴く。

ワインを味わう。

食文化に触れる。

自然を見る。

人と交流する。

そして実際の北マケドニア旅行へ興味を広げる。

「Seven rhythms, one sun」という考え方は、単に7つの展示ゾーンをつくるというより、北マケドニアという国そのものを複数の感覚から体験するストーリーとして設計されているように見えます。

Expo 2027 Belgradeの「Play for Humanity」というテーマとも相性が良さそうです。

K-WayYesでは今後もパビリオン情報を追っていきます

Expo 2027 Belgradeでは、現在各国のパビリオンデザインや展示内容が少しずつ具体化しています。

K-WayYesではこれまで、

なども整理しています。

今後、北マケドニア館の外観パース、詳しい展示内容、レストラン・ワインプログラム、イベントスケジュールなどが発表されれば、この記事にも随時追記していきます。

「ベオグラード万博で何を見るか」を考えるうえで、北マケドニア館は意外な注目パビリオンになるかもしれません。

※本記事は2026年9月2日時点で、Expo 2027 Belgrade公式サイト、Macedonian Pavilion公開情報および関連資料をもとにAIを使って整理しています。パビリオンの展示・プログラム・設計等は今後変更される可能性があります。

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