【セルビア・ベオグラード万博 2027】日本館をDNPが総合プロデュース!ミラノ・ドバイ万博の金賞のクリエイターチームも参画へ

ベオグラード万博 EXPO 2027

2027年、横浜では「GREEN×EXPO 2027(横浜園芸博)」が開催されます。

しかし、2027年に注目したい国際博覧会は横浜だけではありません。

セルビアの首都ベオグラードでは、2027年5月15日から8月15日まで「2027年ベオグラード国際博覧会(EXPO 2027 BELGRADE)」が開催されます。

EXPO 2027

そして、日本政府も日本館を出展します。

しかも、その制作体制を調べてみるとかなり豪華です。

日本館の総合プロデュースなどを担当する事業者には**大日本印刷株式会社(DNP)**が選定。

さらに、2015年ミラノ万博日本館、2021年ドバイ万博日本館など、世界の万博で実績を残してきたクリエイターたちが総合プロデュースチームに集まっています。(JETRO)

横浜花博とともに、2027年は「ベオグラード万博」からも目が離せない1年になりそうです。

2027年ベオグラード万博とは?

2027年ベオグラード国際博覧会は、セルビア共和国の首都・ベオグラードで開催される国際博覧会です。

開催概要は次の通りです。

開催地: セルビア共和国・ベオグラード
開催期間: 2027年5月15日~8月15日
テーマ: 「人類のためのあそび~すべての人のためのスポーツと音楽~」
英語テーマ: Play for Humanity: Sport and Music for All

日本政府は経済産業省を幹事省、文部科学省を副幹事省とし、JETRO(日本貿易振興機構)を参加機関として公式参加します。(JETRO)

南東欧地域で初めて開催される国際博覧会でもあり、日本から見ると、大阪・関西万博の次に開催される注目の国際博覧会の一つです。(FPCJ)

ベオグラード万博日本館のテーマは「日本のあそび心」

日本館のテーマは、

「ともにあそび つながる 日本のあそび心」

です。

JETROが公表した基本計画では、ベオグラード万博の「あそび」というテーマに対し、大阪・関西万博が掲げた「いのち輝く未来社会のデザイン」や「多様でありながら一つ」という考え方をレガシーとして受け継ぎ、発展させる方針が示されています。(JETRO)

日本館では、「あそぶことは、つながることである」という考え方から、日本社会の中で世代を超えて受け継がれてきた「あそび」のさまざまな姿を紹介する予定です。(JETRO)

大阪・関西万博から次の万博へ。

単なる一回限りのパビリオンではなく、EXPO 2025 OSAKA, KANSAIのレガシーを世界へつないでいく日本館として位置付けられている点も大きな特徴です。

日本館の総合プロデュース事業者は「DNP」

そして注目したいのが、日本館をつくる事業者です。

JETROは2025年10月、

「日本館総合プロデュース・調整、展示設計・監理、広報業務」

の委託先を公募しました。

その結果、2025年11月28日に採択者として発表されたのが、

大日本印刷株式会社(DNP)

です。(JETRO)

この業務には、

  • 日本館の総合プロデュース・調整
  • 展示設計・監理
  • 広報

などが含まれています。

つまりDNPは印刷物などを担当するだけではなく、ベオグラード万博日本館全体を形にしていく中核的な事業者として選ばれたことになります。

DNPは大阪・関西万博でも「ミャクミャク」に深く関わった企業

DNPと聞くと、「印刷会社」というイメージを持つ方も多いかもしれません。

しかし、大阪・関西万博では非常に幅広い事業に関わっていました。

例えばDNPは、大阪・関西万博の公式ライセンス商品を販売するEXPO2025 OFFICIAL STOREの運営を担当。

また、会場内オフィシャルストア「MARUZEN JUNKUDO」の運営に関わり、ミャクミャクと「たまごっち」のコラボレーションなど、さまざまな公式ライセンス商品の企画・開発も手掛けています。(DNP 大日本印刷株式会社)

さらに「いのちの遊び場 クラゲ館」ではゴールドパートナーとして参画し、展示・体験やバーチャルパビリオンの企画・制作にも携わりました。(DNP 大日本印刷株式会社)

大阪・関西万博のさまざまな場所で「体験」をつくってきた企業が、次は日本政府館の総合プロデュース側へ。

この流れは非常に興味深いところです。

ミラノ・ドバイ万博で金賞を獲得したクリエイターも集結

さらに期待したくなるのが、総合プロデュースチームです。

経済産業省・JETROによる日本館の発表では、

2015年ミラノ国際博覧会2021年ドバイ国際博覧会2025年大阪・関西万博

に参画してきたクリエイターが総合プロデュースチームに結集していることが明らかにされています。(FPCJ)

その中の一つとして、PARADE Design Firmもベオグラード万博日本館の総合プロデュースチームへの参画を発表しています。(X (formerly Twitter))

PARADEを率いる内藤純氏は、これまでに

2015年ミラノ万博 日本館:展示プロデューサー2021年ドバイ万博 日本館:総合プロデューサー

を務めました。

そして両日本館は、BIE(博覧会国際事務局)のパビリオンプライズで展示デザイン部門金賞を獲得しています。(PARADE Design Firm)

さらに2025年大阪・関西万博では、人気パビリオンの一つとなった**住友館「UNKNOWN FOREST」**の総合プロデューサーを務めています。(Kansai University)

つまり、

ミラノ万博日本館ドバイ万博日本館大阪・関西万博 住友館ベオグラード万博 日本館

と、万博の第一線で「体験型パビリオン」をつくってきたクリエイターたちの系譜が、再びベオグラードへつながっているわけです。

個人的にも、これはかなり期待したくなる布陣です。

日本館の運営体制づくりも本格化

さらに2026年夏に入り、日本館の準備は次の段階へ進んでいます。

2026年7月23日には、JETROが日本館の行催事業務を公募しました。

こちらは日本館で実施するイベントなどに関わる業務で、応募事業者には国際博覧会や大型展示の行催事企画経験に加え、最低2回以上の海外での同種業務実績も求められています。業務委託限度額は3億2,700万円です。(JETRO)

そして2026年8月18日には、ついに

「2027年ベオグラード国際博覧会 日本館運営」

の入札も公告されました。(JETRO)

入札書・提案書の受領期限は2026年9月8日、プレゼンテーションは9月11日、開札は9月14日の予定です。(JETRO)

日本館の「展示・施工」事業者も入札へ

さらに2026年8月21日、JETROは

「2027年ベオグラード国際博覧会 日本館展示・施工等」

の一般競争入札を公告しました。

今回募集されるのは、日本館の展示・施工等を担う事業者です。

入札スケジュールは、

  • 入札書・提案書の受領期限:2026年9月14日
  • プレゼンテーション審査:9月16日
  • 開札:9月17日

の予定となっています。

契約の履行期間は、契約締結日から2028年1月31日までです。

これまで日本館では、大日本印刷株式会社(DNP)が「総合プロデュース・調整、展示設計・監理、広報業務」を担当する事業者として選定されています。

一方、今回の入札では、総合プロデュース等業務に直接関与した事業者などは参加対象から除外されています。

つまり、日本館のコンセプトや展示設計を形にするチームと、実際の展示・施工を担う事業者を分けて選定しながら、開幕に向けた制作が進んでいることが分かります。

2026年夏に入り、

行催事 → 運営 → 展示・施工

と、日本館の各分野で事業者選定が相次いでおり、ベオグラードでの実制作に向けた準備が本格化しています。

つまり現在、日本館は

基本計画
→ 総合プロデュース事業者決定
→ 展示・広報の具体化
→ 行催事
、運営事業者、展示施工等の選定

と、開幕に向けて着実に準備が進んでいる段階です。

今後は日本館で働くスタッフや運営体制についての情報も、徐々に明らかになってくる可能性があります。

横浜花博だけじゃない。2027年はベオグラード万博にも注目

日本では2027年というと、どうしても横浜で開催される**GREEN×EXPO 2027(横浜園芸博・横浜花博)**に注目が集まりそうです。

もちろん横浜園芸博も非常に楽しみな国際博覧会です。

しかし、その同じ2027年。

ヨーロッパではセルビア・ベオグラードを舞台に、もう一つの大きな国際博覧会が開催されます。

しかも日本館には、

大阪・関西万博で幅広い事業を展開したDNP。ミラノ・ドバイ万博で世界的評価を受けたクリエイター。そして大阪・関西万博の経験とレガシー。

これらが集まり始めています。

ベオグラード万博日本館がどのような展示になるのか。

どのようなイベントが開催されるのか。

そして、どのような運営体制・スタッフで来場者を迎えるのか。

横浜花博に負けず、セルビア・ベオグラード万博も目が離せない。

2027年に向けて、大注目の万博の一つと言えるでしょう。

K-WayYesでは、今後もベオグラード万博日本館の展示内容、参加国、アクセス、チケット、求人・スタッフ募集など、公式情報が発表され次第紹介していきます。

参考情報

経済産業省「2027年ベオグラード国際博覧会日本館基本計画」
日本貿易振興機構(JETRO)「日本館総合プロデュース・調整、展示設計・監理、広報業務」
日本貿易振興機構(JETRO)「日本館行催事業務」
日本貿易振興機構(JETRO)「日本館運営」
日本貿易振興機構(JETRO)「日本館展示・施工等」
DNP 大阪・関西万博関連情報
PARADE Design Firm 公開情報

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