【ベオグラード万博2027】セルビアのAIパビリオン構想を発表!来場者に「デジタル分身」を提供

ベオグラード万博 EXPO 2027

2027年5月15日から8月15日まで、セルビアの首都ベオグラードで開催される「2027年ベオグラード国際博覧会(Expo 2027 Belgrade)」。

各国のパビリオンや会場整備の情報が徐々に明らかになるなか、セルビア政府がAI・デジタル技術をテーマにした専用パビリオンの出展構想を発表しました。

2026年9月17日、セルビア政府のIT・電子行政局(Office for IT and eGovernment)は、ベオグラード万博の運営会社と協力協定を締結したことを公表。

パビリオンを訪れた人それぞれに「デジタルツイン(デジタル上の分身)」を提供し、AIやスーパーコンピューターなどの技術を分かりやすく紹介する計画です。

今回は、セルビア政府の公式発表をもとに、展示内容や出展エリア、万博閉幕後の活用計画について解説します。

※本記事は2026年9月21日時点の公式情報に基づいています。

セルビア政府がAI・デジタル技術の専用パビリオンを出展

9月17日、ベオグラード万博運営会社「EXPO 2027 d.o.o. Beograd」と、セルビア政府のIT・電子行政局が業務・技術協力に関する協定を締結しました。

協定は、万博で実施する展示コンテンツの準備や運営に向けた協力を定めるものです。

IT・電子行政局は、会場内の「ベストプラクティス・ゾーン(Best Practices Zone)」に専用パビリオンを設ける予定です。

この展示では、セルビアが進めてきた行政のデジタル化や情報技術の発展、AIの活用について、来場者が体験しながら学べる構成を目指しています。

なお、これは外国政府が出展する国別パビリオンではなく、セルビア政府機関による展示です。

注目は来場者一人ひとりの「デジタルツイン」

今回の発表で特に興味深いのが、来場者にデジタルツインを提供するという展示構想です。

IT・電子行政局のミハイロ・ヨヴァノヴィッチ局長は、パビリオンを訪れた人それぞれにデジタルツインを提供し、複雑な技術を理解しやすい形で紹介する方針を明らかにしました。

デジタルツインとは?

一般的には、現実に存在する人・物・設備などの情報を、デジタル空間上に再現する技術や仕組みを指します。

今回のパビリオンでは「来場者のデジタル分身」を通じて、デジタル技術を身近に感じてもらう展示を構想しています。

ただし、現段階では次の詳細は発表されていません。

  • デジタルツインの具体的な作成方法
  • 顔や身体のスキャンを使用するかどうか
  • スマートフォンなどの端末が必要かどうか
  • 個人情報の取得・保存方法
  • 日本語など多言語への対応状況

実際にどのような体験になるのか、今後の展示詳細の発表が待たれます。

AI・スーパーコンピューターなどを体験型で紹介

セルビア政府の公式発表によると、パビリオンでは過去10年間に同国が進めてきたデジタル化の成果を紹介する予定です。

主な展示テーマとして挙げられているのは、以下の分野です。

人工知能(AI)

AIの活用によって社会やビジネスがどのように変化するのかを紹介します。

データセンター

デジタル社会を支える情報インフラの役割を伝えます。

スーパーコンピューター

高度な計算処理を行う技術について、一般の来場者にも理解しやすい形で紹介する計画です。

情報セキュリティー

デジタル技術を安全に利用するための仕組みについて紹介します。

難しい専門技術を単に展示するのではなく、デジタルツインを活用した体験を通じて理解を深めてもらうことが、今回のパビリオン構想の特徴です。

なお、個々の展示装置や体験プログラムの詳細は、今後の発表を確認する必要があります。

万博終了後はAI展示を「Ložionica」へ移設する計画

もう一つ注目したいのが、万博閉幕後の展示活用です。

IT・電子行政局は、万博のために制作する大規模なAI関連展示を、閉幕後にベオグラードの施設「Ložionica(ロジオニツァ)」へ移設する計画を明らかにしました。

2027年8月15日の閉幕後も、展示コンテンツを継続して活用していく考えです。

万博の開催期間だけで役割を終えるのではなく、展示を地域に残し、その後の教育やデジタル技術の発信につなげようとする構想として注目できます。

ただし、移設後の一般公開日や展示期間などは、現時点では確認できていません。

会場内のどこに設置される?

今回のパビリオンの設置場所として公表されたのは、ベストプラクティス・ゾーンです。

ベオグラード万博の会場には、参加国が集まる国際参加者エリアのほか、テーマに沿った展示エリアや企業・技術関連の展示エリアが計画されています。

ベストプラクティス・ゾーンは、そのうち先進的な取り組みや技術を紹介するエリアです。

ただし、今回のセルビア政府のAI・デジタル展示については、建物の外観パース、具体的な敷地位置、建築デザインは未発表です。

今後、新しいパースや展示イメージが公開され次第、記事を更新します。

▶ ベオグラード万博2027の会場マップ・パビリオン構成はこちら

まとめ|ベオグラード万博でAIをどのように体験できるのか?

今回のセルビア政府の発表で明らかになったポイントを整理します。

  • セルビア政府のIT・電子行政局が専用パビリオンを出展
  • 設置場所はベストプラクティス・ゾーン
  • パビリオン来場者にデジタルツインを提供する計画
  • AI・データセンター・スーパーコンピューター・情報セキュリティーを紹介
  • 万博閉幕後、AI関連展示をLožionicaへ移設する予定

ベオグラード万博のテーマは「人類のためのあそび ~すべての人のためのスポーツと音楽~」。

その会場において、セルビア政府はAIやデジタル技術を、来場者が参加しながら学べる展示として発信する構想を示しました。

デジタルツインがどのような姿で登場するのか、実際にどのような体験ができるのか。具体的な展示内容や建築デザインの続報に注目です。

K-WayYesでは、ベオグラード万博の国別パビリオン、日本館、チケット、アクセス、求人情報なども、公式発表をもとに紹介しています。

▶ ベオグラード万博2027の総合ガイドはこちら

▶ ベオグラード万博のチケット・アクセス情報はこちら


参考情報

セルビア政府 IT・電子行政局(2026年9月17日)

「EXPO 2027 I KANCELARIJA ZA IT I EUPRAVU POTPISALI UGOVOR O POSLOVNO-TEHNIČKOJ SARADNjI」

EXPO 2027 I KANCELARIJA ZA IT I EUPRAVU POTPISALI UGOVOR O POSLOVNO-TEHNIČKOJ SARADNjI
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