2027年3月19日に開幕するGREEN×EXPO 2027(横浜園芸博)。
2026年9月15日、開催半年前の記者発表会で、博覧会の主要展示施設の愛称と展示内容が新たに発表されました。
今回、特に注目したいのが、テーマ館「ねっこ」です!
植物の根や菌類のネットワーク、植物同士の見えないコミュニケーションなど、普段は見ることのできない生命の世界を、映像技術や体験展示によって紹介します。
さらに、東日本大震災の津波に耐えた「奇跡の一本松」の実物の根も展示されることが明らかになりました。
この記事では、公式発表をもとに、テーマ館「ねっこ」の6つの展示ゾーンと見どころ、園芸文化館「いろはにわ」の新しい展示イメージを紹介します。
※2026年9月16日時点の公式発表をもとに作成しています。
テーマ館の愛称は「ねっこ」に決定!
GREEN×EXPO 2027では、協会が運営する主要な3つの展示施設の愛称が正式に決定しました。
| 施設 | 決定した愛称 |
| テーマ館 | ねっこ |
| 園芸文化館 | いろはにわ |
| 屋内出展施設 | はなめぐり |
3施設の愛称には、全国から合計3,611件の応募がありました。
テーマ館の愛称「ねっこ」は、植物の根から着想を得たものです。
植物を支える根は、地中で菌類などの生き物とも関わりながら、生命のつながりを生み出しています。
そんな植物の知られざる世界を伝える施設にぴったりの名前ですね!
テーマ館の展示コンセプトは「全ての生命はつながっている。植物を中心に」。
最新の科学的知見をもとに、映像・アート・エンターテインメントを組み合わせ、植物と生命の関係を紹介する施設です。
テーマ館「ねっこ」は全6ゾーン!展示内容を紹介
今回の発表で、テーマ館の展示構成が明らかになりました。
展示はプロローグからエピローグまで、全部で6つのゾーンで構成されます。
| ゾーン | 展示内容 |
| 森のプロローグ | 植物の世界への導入 |
| ZONE1 地下の森 | 根と菌類のネットワーク |
| ZONE2 環世界の森 | 植物の見えないメッセージ |
| ZONE3 気づきの森 | 植物を取り巻く環境問題 |
| ZONE4 つながりの森 | 人間と植物の関係 |
| 森のエピローグ | 植物からの未来へのメッセージ |
それぞれの展示内容を詳しく見ていきましょう。
① 森のプロローグ|植物たちの未知なる世界へ
最初のゾーンでは、コンセプトムービーによって来場者を植物の世界へと迎え入れます。
私たち人間とは異なる時間の流れや生き方を持つ植物。
その世界に目を向けることで、これから始まる展示への期待を高める導入部分です。
普段は何気なく見ている植物が、この先の展示では違って見えてくるかもしれません。
② ZONE1 地下の森|奇跡の一本松の実物の根を展示!
今回の発表で、特に注目したい展示です。
地下の森では、人間の目には見えない地中の世界をプロジェクションマッピングで表現します。
植物の根と菌類が関わり合いながら広がるネットワークを、光と映像によって可視化します。
そして、この展示には特別な実物資料が登場します。
東日本大震災の津波に耐えた、岩手県陸前高田市の「奇跡の一本松」の実物の根です。
協会は、この根を借り受け、展示演出に組み込むと発表しています。
奇跡の一本松は、2011年の東日本大震災で津波の被害を受けた高田松原に残った一本の松として知られています。
その根が、生命のつながりを紹介する展示に組み込まれることになります。
映像だけではなく、本物の資料を通じて植物の生命力に触れられる、テーマ館を象徴する展示の一つとなりそうです。
③ ZONE2 環世界の森|植物の見えないメッセージを可視化
植物は、私たちには分からない方法で周囲の環境や生き物と関わっています。
このゾーンでは、人間の感覚では捉えにくい植物の世界を紹介します。
展示される内容には、次のようなものがあります。
- 植物と菌類、昆虫の関係
- 空気中を漂う匂いや化学物質
- 昆虫の目で見ると分かる花の模様
- 植物が音・光・匂いに反応する様子
実物の植物やレプリカ、アニメーション、特殊撮影映像などを使用する予定です。
人間が見ている世界と、他の生き物が感じている世界。
その違いを体感できる展示になりそうです。
④ ZONE3 気づきの森|身近な植物にも迫る環境問題
このゾーンでは、普段の生活で目にする植物が直面している危機を取り上げます。
日本生命が提供する体験型コンテンツで、3つのエリアから構成される予定です。
例えば、街中でよく見かけるイチョウ。
身近な植物でありながら、野生のイチョウは絶滅危惧種とされていることなど、意外と知られていない事実を紹介します。
展示物に触れたり、隠された解説を発見したりしながら、植物の現状について考えることができます。
ただ説明を読むだけではなく、来場者自身が発見する仕掛けになっている点にも注目です。
⑤ ZONE4 つながりの森|人間の暮らしと植物の関係
私たちの生活は、植物なしには成り立ちません。
食料や衣服、住まいだけでなく、船や橋、薬、心を癒す緑など、植物はさまざまな形で人間の暮らしを支えています。
このゾーンでは、植物と人間の関係を過去から現在、そして未来へとたどります。
最後には、参加者がシードペーパーから育てた草花の投稿写真によって作られる「きぼうの樹」が大画面に登場します。
来場者自身も参加できる、未来につながる展示です。
⑥ 森のエピローグ|2,000年間眠っていたハスのタネ
展示の最後に登場するのは、約2,000年間眠っていたハスのタネです。
人間とは異なる、植物の長い時間の流れ。
その時間軸を通して、来場者に最後のメッセージを届けます。
地下の根の世界から始まり、人間との関係を学び、未来へとつながる展示構成。
6つのゾーンを通して、テーマ館が伝えたい生命のつながりを体感できる内容になっています。
日本生命の屋外展示「未来に残したい植物園」も発表!
テーマ館の屋内展示だけでなく、屋外エリアにも新しい体験型展示が登場します。
日本生命が提供する「未来に残したい植物園」です。
この展示では、絶滅の危機に直面している植物などを紹介します。
来場者は、植物ごとに設けられた仕掛けを探し、二次元コードをスマートフォンなどで読み取ることで、それぞれの植物が置かれている状況を知ることができます。
集めた情報は図鑑のように蓄積され、スタンプラリー感覚で楽しめる仕組みです。
植物を探す、知る、集める。
楽しみながら環境問題を学ぶ体験として、子どもから大人まで注目したい展示です。
園芸文化館「いろはにわ」も新パースを公開!
テーマ館とあわせて、新しい展示イメージが公開されたのが、園芸文化館「いろはにわ」です。
園芸文化館では、江戸時代から受け継がれてきた日本独自の園芸文化を紹介します。
展示は次の3つのテーマで構成されます。
| テーマ | 内容 |
| 知る | 江戸時代から続く園芸文化の歴史 |
| 感じる | 伝統園芸植物の魅力を体験 |
| 未来につなぐ | 園芸文化の継承と未来 |
新イメージ「江戸の植木屋・花屋敷」
今回公開されたのは、「感じる」をテーマとする展示のイメージです。
江戸の植木屋や花屋敷を再現し、江戸時代にタイムスリップしたような空間を演出します。
当時の植木屋は、植物を販売するだけでなく、新しい品種の発見や栽培方法の普及、園芸書の刊行など、さまざまな役割を担っていました。
花屋敷は、植物の観賞を通じて人々が集まり、交流する場でもありました。
展示では、季節に応じて37品目の伝統園芸植物を入れ替える予定です。
公式サイトでは、カキツバタ、ボタン、ハス、ツツジなどが展示予定の植物として紹介されています。
さらに、建築家の隈研吾氏がデザイン監修を担当する園芸文化館では、日本の園芸文化の歴史と未来をつなぐ展示が展開されます。
テーマ館「ねっこ」が植物の生命のつながりを伝える施設であるのに対し、園芸文化館「いろはにわ」は、人間が植物とともに育んできた文化を紹介する施設です。
異なる視点から植物の魅力を知ることができる、2つの展示施設となりそうですね!
テーマ館「ねっこ」で働くスタッフは約100人!以前の求人も紹介
実はK-WayYesでは、2026年8月にテーマ館の運営スタッフ募集についても記事にしています。
当時の募集概要は以下のとおりです。
| 項目 | 募集当時の内容 |
| 募集人数 | 約100人 |
| 雇用会社 | アクティオ株式会社 |
| 時給 | 2,000円(本業務) |
| 主な業務 | 案内・誘導・展示解説・安全管理など |
| 勤務期間 | 2027年3月19日~9月26日 |
| 応募締切 | 2026年8月31日 |
※上記の募集は2026年8月31日をもって終了しています。新たな追加募集を案内するものではありません。
今回、展示内容が具体的に公開されたことで、スタッフがどのような施設で働くのか、そのイメージもより明確になりました。
展示解説では、植物の根と菌類の関係や環境問題など、各ゾーンのテーマについて来場者に伝えることになります。
万博の展示を実際に支える仕事に興味がある方は、募集当時の記事もぜひご覧ください。
▶ テーマ館スタッフ約100人募集|時給2,000円・仕事内容・待遇まとめ【募集終了】
現在募集中の園芸博関連求人については、以下の記事で随時更新しています。
注目するポイント
万博のパビリオンで重要だと感じるのは、展示を見終えたときに、来場者の心に何が残るかということです。
今回発表された「ねっこ」の展示構成を見ると、単に植物の知識を紹介するだけではなく、地下の未知なる世界に触れ、生命のつながりを知り、環境問題を自分自身のこととして考えるまでの流れが設計されているように感じます。
特に私が注目しているのは、奇跡の一本松の実物の根を活用する展示です。
プロジェクションマッピングの映像と実物資料が組み合わさることで、どのような空間が生まれるのか。
開幕後には、ぜひ実際に訪れて体験してみたいと思います!
まとめ|横浜園芸博のテーマ館「ねっこ」に期待!
2026年9月15日の公式発表で、GREEN×EXPO 2027の主要施設の愛称と、テーマ館の展示構成が明らかになりました。
今回の主なポイントは次のとおりです。
- テーマ館の愛称が「ねっこ」に決定
- 展示はプロローグからエピローグまで全6ゾーン
- 奇跡の一本松の実物の根を展示
- 植物と菌類のネットワークを映像で表現
- 日本生命による屋内・屋外の体験型展示
- 園芸文化館「いろはにわ」の新しい展示イメージも公開
横浜園芸博の開幕まで、いよいよ約半年。
パビリオンの外観だけでなく、展示の中身も少しずつ見えてきました。
今後、展示の詳細や観覧方法などが新たに発表され次第、K-WayYesでも更新していきます。
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▶ 横浜園芸博・完全ガイド|開催概要・会場アクセス・チケット情報
参考資料・公式情報
本記事は、以下の公式情報をもとに作成・編集しています。
▶︎ GREEN×EXPO協会|2026年9月15日・主要3施設の愛称と展示内容の発表
▶︎ テーマ館「ねっこ」公式サイト
▶︎ 園芸文化館|展示案内
※掲載情報は2026年9月16日時点のものです。今後、展示内容等が変更される可能性があります。
※公式発表資料をもとに、K-WayYesが独自に情報を整理・編集しています。



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