はじめに
2025年10月13日に閉幕した大阪・関西万博から約1年半。
2027年3月、横浜では新たな国際博覧会「GREEN×EXPO 2027」が開幕します。
「園芸博には海外パビリオンもあるの?」
「どの国が参加するの?」
と気になっている方も多いのではないでしょうか。
GREEN×EXPO 2027には、世界各国と国際機関が参加し、それぞれの花や植物、庭園、農業、食文化などを紹介する予定です。
大阪・関西万博に参加したヨルダン、カタール、エジプトなどに加えて、レバノン、シリア、モロッコなど、大阪万博にはなかった国々も参加を表明しています。
この記事では、GREEN×EXPO 2027の参加国・国際機関の最新情報と、大阪・関西万博との違い、注目したい中東・北アフリカ諸国について紹介します。
※参加国、展示内容、パビリオン情報は、公式発表に合わせて随時更新します。
GREEN×EXPO 2027とは?
2027年3月から横浜・上瀬谷で開催
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 正式名称 | 2027年国際園芸博覧会 |
| 愛称 | GREEN×EXPO 2027 |
| 開催期間 | 2027年3月19日~9月26日 |
| 開催場所 | 旧上瀬谷通信施設(横浜市) |
| クラス | A1クラス国際園芸博覧会 |
| テーマ | 幸せを創る明日の風景 |
| 参加者数目標 | 1,500万人 |
GREEN×EXPO 2027の開催期間、アクセス、チケット、見どころについては、こちらの記事で詳しく紹介しています。
GREEN×EXPO 2027には海外パビリオンも登場する?
海外展示は「建物」だけではない
大阪・関西万博では、各国の建築や映像展示、レストランを備えた「海外パビリオン」が大きな人気を集めました。
一方、GREEN×EXPO 2027は、花・植物・農業・造園を中心とした国際園芸博覧会です。
各国・国際機関の展示には、一般的な建物型パビリオンだけでなく、次のような形式が想定されています。
- 各国の特色を表現した屋外庭園
- 花や園芸品を紹介する屋内展示
- 造園技術や農業技術の展示
- 自然と共生する暮らしの提案
- 各国の文化や食に関する催事
つまり、大阪万博の海外パビリオンとは少し形が異なりますが、GREEN×EXPO 2027でも世界各国の文化や自然に触れられる国際展示が楽しめます。
約70か国・国際機関の参加を目標
2026年8月4日時点で公表されているのは、71か国・5国際機関の計76の国と国際機関が公式参加予定です。
GREEN×EXPO 2027の参加国一覧【2026年8月現在】
アジア
- インド
- インドネシア
- 韓国
- キルギス
- ラオス
- マレーシア
- モンゴル
- ネパール
- フィリピン
- タジキスタン
- タイ
- 東ティモール
- トルクメニスタン
- ベトナム
- ブータン
中東
- ヨルダン
- カタール
- レバノン
- シリア
- イエメン
エジプトとモロッコは「中東・北アフリカ」として扱う方法もありますが、公式な地域区分に合わせるならアフリカに掲載し、注目国の章で一緒に取り上げます。
アフリカ
- アンゴラ
- ベナン
- ボツワナ
- ブルンジ
- カメルーン
- 中央アフリカ
- チャド
- コモロ
- コンゴ民主共和国
- コートジボワール
- ジブチ
- エジプト
- 赤道ギニア
- エスワティニ
- エチオピア
- ガンビア
- ガーナ
- ギニア
- ケニア
- レソト
- リベリア
- マダガスカル
- マラウイ
- マリ
- モーリタニア
- モロッコ
- モザンビーク
- サントメ・プリンシペ
- セーシェル
- ソマリア
- 南スーダン
- スーダン
- トーゴ
- ウガンダ
- ジンバブエ
ヨーロッパ
- アゼルバイジャン
- クロアチア
- イタリア
- ルクセンブルク
- セルビア
- スペイン
- イギリス
北米・中南米
- アメリカ
- ハイチ
- ボリビア
- エクアドル
- パナマ
オセアニア
- フィジー
- ミクロネシア連邦
- パラオ
- ソロモン諸島
参加する国際機関
- 国際農業開発基金(IFAD)
- 国際熱帯木材機関(ITTO)
- 国連人間居住計画(UN-Habitat)
- 国連大学(UNU)
- 国連世界食糧計画(WFP)
大阪・関西万博にはなかった国も参加!
新たに参加する5か国
「大阪・関西万博2025には公式参加していなかった国」次の5か国がGREEN×EXPO 2027に参加を表明しています。
| 国 | 注目したいテーマ |
|---|---|
| ボツワナ | 野生動物、生物多様性、自然保全 |
| エクアドル | アマゾン、ガラパゴス、熱帯植物 |
| レバノン | レバノン杉、地中海農業、食文化 |
| モロッコ | イスラム庭園、水、乾燥地園芸 |
| シリア | ダマスカスの庭園、農業、食文化 |
注目はレバノン・シリア・モロッコ!
レバノン|レバノン杉と豊かな地中海料理
- 国旗にも描かれるレバノン杉
- 地中海性気候と農業
- オリーブ、ブドウ、果物
- フムス、タブーレ、ファラフェル、マナキーシュ
- Expo 2020 Dubaiでも注目されたレバノン料理


Expo 2020 Dubaiでも、レバノン料理は人気を集めていました。野菜や豆、オリーブオイル、ハーブを多く使う料理は日本人にも親しみやすく、GREEN×EXPO 2027で飲食出店が実現するのかも注目したいところです。
シリア|古都ダマスカスに根付く庭園と食文化
- ダマスカスの中庭文化
- 水と緑を取り入れたイスラム建築
- オリーブ、ピスタチオ、ザクロ
- シリア料理とレバント地域の食文化
- 展示を通した文化紹介への期待
モロッコ|美しいイスラム庭園と乾燥地の知恵
- リヤドの中庭
- 水路、噴水、日陰を活用した庭園
- オリーブ、アルガン、ナツメヤシ
- タジン、クスクス、ミントティー
- モザイクや伝統建築
3か国の料理も楽しめる?
GREEN×EXPO 2027で、レバノン料理、シリア料理、モロッコ料理が実際に提供されるかは、まだ発表されていません。しかし、花や植物だけでなく、その土地の農業と結びついた食文化も園芸博の魅力です。今後のレストランやフード出店情報にも期待が高まります。
大阪万博から続けて参加する中東諸国
ヨルダン
- 大阪万博の砂を使った展示
- 「未来を紡ぐ」というテーマ
- 横浜園芸博への参加が正式発表済み
- 乾燥地での水利用、農業、植物に注目
- シファ・ズグールさんの存在
大阪・関西万博でヨルダン政府代表代行を務めたシファ・ズグール氏も、GREEN×EXPO 2027のヨルダン参加に関わっているとみられます。ただし、横浜園芸博における正式な役職や展示内容は、現時点では公表されていません。
カタール
- Expo 2023 Dohaの開催国
- 「Green Desert, Better Environment」
- 乾燥地の緑化や持続可能な農業
- 横浜でのパビリオン構想
- ドーハから横浜への継承
エジプト
- ナイル川と農業
- 砂漠と緑化
- 大阪万博からの継続参加
- 2035年万博構想とのつながり
イエメン
- 大阪万博から継続参加
- コーヒー発祥地の一つ
- モカ港とコーヒー文化
- 高地農業や伝統建築
Expo 2023 Dohaから横浜へ受け継がれるもの
前回のA1クラス国際園芸博覧会はドーハ
Expo 2023 Doha
↓
大阪・関西万博2025
↓
GREEN×EXPO 2027横浜
砂漠の国で開催された園芸博
- 乾燥地の緑化
- 水資源の管理
- 持続可能な農業
- 気候変動への対応
- 園芸を通した国際交流
開催国カタールも横浜に参加

大阪・関西万博とGREEN×EXPO 2027の違い
| 比較項目 | 大阪・関西万博2025 | GREEN×EXPO 2027 |
|---|---|---|
| 博覧会の種類 | 登録博覧会 | 国際園芸博覧会 |
| 主なテーマ | いのち・未来社会 | 花・緑・農業・自然共生 |
| 海外展示 | 建物型パビリオンが中心 | 庭園・園芸・屋内展示など |
| 開催地 | 大阪・夢洲 | 横浜・上瀬谷 |
| 見どころ | 建築、映像、技術、文化 | 庭園、植物、農業、食、環境 |
| 国際的な位置付け | BIE登録博覧会 | A1クラス園芸博覧会 |
今後発表される海外展示情報に注目
- 各国の展示テーマ
- 庭園やパビリオンのデザイン
- 各国政府代表・政府代表代行
- ナショナルデー
- レストランやフード出店
- 文化イベント
- 海外スタッフの募集
- 参加契約の締結状況
まとめ|横浜で新しい国との出会いが始まる
GREEN×EXPO 2027には、ヨルダン、カタール、エジプトなど大阪・関西万博で親しまれた国々に加えて、レバノン、シリア、モロッコなど、大阪万博にはなかった国も参加します。
筆者が勤務していたExpo 2020 Dubaiでも、各国の料理や文化との出会いは、パビリオン展示と並ぶ万博の大きな魅力でした。
GREEN×EXPO 2027では、世界各地の花や庭園だけでなく、その土地で育まれた農業、食、暮らしにも出会えるはずです。
各国の展示内容や飲食情報が発表され次第、この記事を随時更新していきます。
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