2027年5月15日から8月15日まで、セルビアの首都ベオグラードで開催される2027年ベオグラード国際博覧会(EXPO 2027 BELGRADE)。
日本館の準備もいよいよ本格化するなか、JETRO(日本貿易振興機構)が2026年9月7日、日本館における自治体・団体等主催イベントの企画募集(第1回)を発表しました。
今回の発表では、イベントの募集だけでなく、
- 日本館内に設置されるミニステージ
- 最大13,500人を収容する大型ステージ
- オーディトリアム
- 教育パビリオン
- ビジネス施設
- スポーツ施設
など、ベオグラード万博で利用されるイベント会場の具体的な情報も明らかになっています。
この記事では、今回公開されたJETROの資料をもとに、日本館イベントの募集内容、応募対象、会場、費用、応募締切などを整理します。
※本記事はJETRO、経済産業省、EXPO 2027 Belgradeなどが公開している公式情報をもとに、AIを活用して情報を整理しています。会場・設備等は今後変更される可能性があります。応募を検討する場合は必ず最新の公式情報をご確認ください。
ベオグラード万博2027・日本館とは?
2027年ベオグラード国際博覧会は、西バルカン地域で初めて開催される認定博覧会です。
開催期間は、
2027年5月15日~8月15日
の約3か月間。
万博全体のテーマは、
「Play for Humanity: Sport and Music for All」
(人類のためのあそび:すべての人のためのスポーツと音楽)
です。
日本を含む130か国以上が参加を表明しており、約400万人の来場が見込まれています。
日本館では、
「ともにあそび つながる 日本のあそび心」
をテーマに、日本各地の多様な文化や地域の魅力、人々の創意工夫や挑戦を世界へ発信する計画です。
日本館の制作体制や総合プロデュースについては、こちらの記事でも詳しく紹介しています。
▶︎ 【ベオグラード万博2027】日本館をDNPが総合プロデュース!
日本館イベント企画の募集がスタート
今回JETROが募集するのは、ベオグラード万博会場内における日本の地域・文化などをPRするイベントです。
イベントの実施期間は、
2027年5月15日~8月15日
で、複数日程での実施も可能です。
ただし、他のイベントとの兼ね合いや、希望する会場の空き状況によっては、希望した日時・会場にならない場合があります。
そして今回の募集は「第1回」。
JETROは今後も追加募集を予定していますが、会場の空き状況によっては追加募集を実施しない場合があります。
そのため、詳細がまだ確定していない企画でも、実施する可能性がある場合には今回の募集への応募が案内されています。
▶︎ JETRO|「2027年ベオグラード国際博覧会」日本館イベント企画募集(第1回)
個人も応募可能!海外の団体も対象
今回の募集で特に注目したいのが、応募対象の広さです。
募集対象は、
- 自治体
- 団体
- 企業
- 個人
となっています。
つまり、自治体や企業だけでなく、個人による企画も応募対象です。
さらに団体については、JETROの募集要項に、
「日本の団体であるか否かは問いません」
と明記されています。
そのため、日本国内だけではなく、海外の団体が関わる国際的なイベントも検討できる募集内容となっています。
ただし、法人格を持たない団体および個人については、関係団体からの推薦が必要です。
推薦団体の例として、
- ベオグラード万博日本館関係者
- 在セルビア関係機関
- 駐日セルビア共和国大使館
- 日本セルビア協会
- JETRO現地事務所
- 現地日本国大使館
などが挙げられています。
企業についても参加できますが、商品・サービスの販促など、営利を主目的としたイベントは対象外です。
募集されるイベントは4カテゴリー
応募するイベントは、次の4カテゴリーから1つを選択します。
① 日本のあそびや文化の発信
音楽・スポーツなどを含む、日本の「あそび」や文化の発信につながるもの。
② 日本の地域活性化・国際化
日本の地域の活性化や国際化につながるもの。
③ 日本とセルビアの交流・相互理解
日本・セルビア両国の交流や相互理解につながるもの。
④ 日本の海外ビジネス促進
日本の海外ビジネス促進に資するもの。
「あそび」「文化」「地域」「国際交流」「ビジネス」と対象はかなり幅広く、日本の伝統文化だけでなく、スポーツ、音楽、教育、地域PR、国際交流型イベントなど、さまざまな企画が考えられます。
会期は3つのサブテーマに分かれる
ベオグラード万博では、約3か月間の会期を3つの期間に分け、それぞれサブテーマが設定されています。
5月15日~6月15日|Power of Play
Power of Play(あそびの力)
心身の健康、ウェルビーイング、レジリエンス、サステナビリティなどがキーワードです。
6月16日~7月15日|Play for Progress
Play for Progress(進歩のためのあそび)
イノベーション、テクノロジー、好奇心、学際的・分野横断的な取組などが中心となります。
7月16日~8月15日|Play Together
Play Together(一緒にあそぶ)
文化交流、ローカル・グローバルな対話、インクルージョン、参加・参画などがキーワードです。
応募イベントについても、内容に近いサブテーマの期間に実施することが推奨されています。
必須ではありませんが、ベオグラード万博の3か月間が、それぞれ異なるテーマを持ちながら展開されることが分かります。
3つのテーマ館についてはこちらの記事で詳しく整理しています。
▶︎ 【ベオグラード万博2027】3つのテーマ館+Forumの展示・体験内容を解説
日本館には「ミニステージ」を設置
イベント会場としてまず用意されるのが、日本館内ミニステージです。
場所は日本館の出口付近。
サイズは、
幅4m × 奥行2m
となっています。
設備として、
- ディスプレイ
- ワイヤレスマイク
- スピーカー
などが用意される予定です。
観客席は設置されず、立ち見形式が想定されています。
大規模なコンサート会場というより、日本文化の実演、トーク、ミニパフォーマンス、ワークショップなど、日本館を訪れた人が気軽に参加・観覧できる空間になりそうです。
最大13,500人!万博会場内の大型ステージも利用候補
さらに注目したいのが、日本館の外に設けられる万博公式イベント施設です。
今回の募集では、企画内容によってこれらの施設を利用することも想定されています。
オーディトリアム
音楽、演劇、ダンス、舞台芸術などに対応。
最大2,500席
ステージサイズは、
幅21m × 奥行12m
という本格的なホールです。
シンフォニーステージ
さらに規模が大きいのが、
Symphony Stage(シンフォニーステージ)
です。
最大収容人数は、
13,500人(立ち見)
とされています。
屋根付きステージで、ステージサイズは約22~24m × 16~18m。
音楽や演劇、ダンス、舞台芸術などの開催が想定されています。
つまり、日本館関連イベントとして企画された内容が、日本館内の小さなステージだけではなく、万博会場全体を使った大型イベントへ発展する可能性もあります。
※日本館外のイベント施設については、企画が採択された場合でも利用が確定するものではなく、日本館から万博公社への事前申請・調整が必要です。会場・日時・内容が変更、または中止となる可能性があります。
教育・ビジネス・スポーツ施設まで用意
イベント施設はステージだけではありません。
例えば教育パビリオンには約200㎡のイベントスペースがあり、
- ワークショップ
- サマースクール
- 講義
- インターナショナルキャンプ
- パネルディスカッション
などを開催できます。
収容人数は、
着座最大100席・立ち見最大500人
が予定されています。
また、
Play to Connect ビジネスハブ
では、ビジネスミーティング、交流会、ネットワーキングなどを実施可能です。
スポーツイベント向けには、
- 屋外コート
- 屋内スポーツ・武道スペース
- ミニバスケットボールコート
- パデルコート
- 最大300席のスポーツコート
なども計画されています。
「スポーツと音楽」をテーマに掲げるベオグラード万博らしく、かなり多様なイベントを開催できる会場構成となっています。
ベオグラード万博の会場全体についてはこちらの記事でも詳しく紹介しています。
▶︎ 【公式マップ公開】ベオグラード万博2027のマスタープラン・テーマ館・パビリオン構成
参加費用は原則として応募者側が負担
応募を考える場合には、費用面にも注意が必要です。
JETROの募集要項では、
- イベント企画費
- 製作費
- 渡航費
- 現地滞在費
- イベント実施期間外の万博会場への入場料
- 関連輸送費
- 関税
- 追加機材費
など、イベント実施に必要となる費用は原則として参加者負担とされています。
一方、万博公社が提供するイベント会場や設備・備品の多くについては、無償提供が予定されています。
ただし、無償で提供される具体的な範囲は現時点では未公表で、今後追加費用が発生する可能性があります。
また、日本館外の万博イベント施設を利用する場合には、日本館から万博公社への事前申請も必要になります。
販売や商業活動は禁止
イベント会場では、
- 入場料の徴収
- 食品・物品の販売
- 特定の商品・サービスの販売促進
- 特定の政治・宗教・企業活動のPR
などは禁止されています。
食品については、セルビアの衛生基準を満たすことを条件にサンプル配布は可能とされています。
企業にとっては直接販売する場所というより、文化交流や海外ビジネス促進につながる発信・交流の場としての活用が想定されています。
応募締切は2026年9月30日
第1回募集の締切は、
2026年9月30日(水)
です。
今後の予定は、
9月30日:第1次募集締切
10月14日:審査・結果通知
11~12月頃:合意書締結
となっています。
審査は、
- 経済産業省
- 日本館総合プロデュース業務委託先の大日本印刷株式会社(DNP)
- JETRO
によって実施されます。
なお、結果通知は予定より早く随時行われる可能性もあります。
応募方法
応募には、主に以下の書類が必要です。
- 応募用紙
- 団体概要(自治体は不要)
- 過去のイベント実績などの関連資料
- 関係団体からの推薦状
※法人格を持たない団体・個人のみ必須
日本館外の万博イベント会場を希望する場合には、万博公社への申請も必要となるため、応募用紙の英語欄も記入必須となっています。
応募・問い合わせ先は、
JETRO 海外展開支援部 国際博覧会課
E-mail:Expo2027_event@jetro.go.jp
です。
応募の際は、必ずJETRO公式募集ページと最新の募集要項をご確認ください。
日本館の「中身」が少しずつ見えてきた
これまでベオグラード万博日本館では、テーマや総合プロデュースチーム、展示・施工、運営など、開幕に向けた制作体制が徐々に明らかになってきました。
そして今回、イベント企画の募集が始まったことで、日本館からどのように日本の文化・地域・人を世界へ発信していくのかという次の段階に入ったことが分かります。
特に興味深いのは、日本館内部の小さなミニステージだけでなく、2,500人規模のオーディトリアムや13,500人規模のシンフォニーステージ、教育・スポーツ・ビジネス施設まで利用候補になっていることです。
また、募集対象には個人だけでなく、日本国外の団体も含まれています。
日本発の文化や「あそび」が、世界各地の人々と一緒につくられる国際的なイベントへ発展する可能性もありそうです。
今後、どの自治体や団体、企業、個人の企画が採択されるのか。
そして2027年5月、実際に日本館やベオグラード万博会場でどのようなイベントが開催されるのか。
K-WayYesでは、ベオグラード万博2027・日本館の最新情報を引き続き追っていきます。
ベオグラード万博への旅行を検討している方は、チケット・アクセス情報もこちらにまとめています。
▶︎ 【ベオグラード万博2027】チケット・日本からの行き方・会場アクセスまとめ
出典・参考資料
本記事は、以下の公式情報をもとに作成しています。
JETRO(日本貿易振興機構)
▶︎ 「2027年ベオグラード国際博覧会」日本館における自治体・団体等主催イベント 企画募集のご案内(第1回)
JETRO|募集要項
▶︎ 自治体・団体等主催イベント企画募集のご案内(PDF)
経済産業省
▶︎ 2027年ベオグラード国際博覧会 日本館について
JETRO|2027年ベオグラード国際博覧会 日本館基本計画
▶︎2027年ベオグラード国際博覧会 日本館基本計画について
EXPO 2027 Belgrade
▶︎ EXPO 2027 Belgrade 公式サイト
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