2027年3月19日から横浜・上瀬谷で開催されるGREEN×EXPO 2027(2027年国際園芸博覧会)。
2026年9月15日、住友林業はGREEN×EXPO 2027に出展する住友林業館「ひゃくの森」について、体験ストーリーと最新の展示イメージを公開しました。
入口のトンネルからシアター、ミュージアム、2階デッキへと進みながら、森や木をさまざまな角度から見つめていく体験が予定されています。
「住友」と「森」と聞いて、大阪・関西万博の住友館を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。
大阪・関西万博では、ランタンを手に森の中を探索する「UNKNOWN FOREST」が大きな注目を集めました。
一方、GREEN×EXPO 2027の「ひゃくの森」は、同じ「森」をテーマにしながらも、森を見る視点そのものを変えていく体験として異なる方向性を打ち出しています。
この記事では、9月15日に公開された最新情報とともに、大阪・関西万博の住友館との違いも比較します。
※本記事は2026年9月15日時点の公開情報をもとにまとめています。
- 住友林業館「ひゃくの森」とは?
- 9月15日、「ひゃくの森」の体験ストーリーを公開
- ① トンネル|「森を守ること」と「木を伐ること」から始まる
- ② シアター|「命の宝庫」としての森を見る
- ③ ミュージアム|森は「知の宝庫」でもある
- ④ 2階デッキ|最後は「鳥の目」で森を見る
- 大阪・関西万博の「住友館」と何が違う?
- 大阪万博の住友館は「森の中に入る」体験
- 大阪万博では高い人気を集めた住友館
- 横浜の「ひゃくの森」は「森を見る」体験へ
- 「住友館の続編」ではない点に注意
- 大阪・関西万博から横浜へ|樹木を運ぶ「緑配便®」
- 「森」というテーマだけでなく、本物の樹木も大阪から横浜へ
- 大阪・関西万博のようなパビリオンになる?
- 今後は「展示詳細・所要時間・予約方法」に注目
- まとめ|大阪の「森に入る」から、横浜の「100の目で森を見る」へ
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住友林業館「ひゃくの森」とは?
住友林業館「ひゃくの森」は、GREEN×EXPO 2027のCraft Villageに出展する企業パビリオンです。
コンセプトは、
100EYES, 100FORESTS.
森の姿は、見る人によって変わっていく。
住友林業は1691年の創業以来、330年以上にわたり森林経営を事業の根幹としてきました。
子ども、科学、文化、経済、都市など、さまざまな視点から森を見つめることで、来場者一人ひとりが新しい森の姿や可能性を発見することを目指しています。
また、GREEN×EXPO 2027は、住友林業が単独で臨む初めての国際博覧会となります。
| 名称 | 住友林業館「ひゃくの森」 |
| 出展者 | 住友林業株式会社 |
| エリア | Craft Village |
| コンセプト | 100EYES, 100FORESTS. |
| 主な体験 | トンネル、シアター、ミュージアム、2階デッキ |
| 特徴 | 森や木を多角的な視点から体験 |
| 予約 | 2026年9月15日時点で詳細未発表 |
9月15日、「ひゃくの森」の体験ストーリーを公開
今回の発表で特に注目したいのが、パビリオン内部でどのような体験が行われるのかが具体的になってきたことです。
来場者は、
トンネル → シアター → ミュージアム → 2階デッキ
という流れで展示空間を巡ります。
単に森林について展示を見るだけではなく、館内を進むにつれて、森を見る視点そのものが変化していく構成になっています。

① トンネル|「森を守ること」と「木を伐ること」から始まる
最初に来場者を迎えるのは、森へとつながるトンネルです。
ここで提示されるのが、
「森を守ること」
「木を伐ること」
という、一見すると相反する二つのテーマです。
しかし、森林は「木を一本も伐らなければ守れる」という単純なものではありません。
木を育て、利用し、再び植え、森を循環させていく。
そうした問いを持ちながら館内へ進んでいくことが、「ひゃくの森」の体験の入口となります。
② シアター|「命の宝庫」としての森を見る
続いて登場するのがシアター展示です。
森の中には、木だけでなく、動物、昆虫、菌類、植物など数多くの生命が存在しています。
ここでは、そうした多様な生き物が息づく「命の宝庫」としての森を体験します。
9月15日の発表ではシアターの最新イメージも公開されており、GREEN×EXPO 2027でどのような映像・空間演出が行われるのか、今後さらに詳しい発表が期待されます。
③ ミュージアム|森は「知の宝庫」でもある
ミュージアムでは、植林や育林を経て、木が私たちの暮らしに届くまでの流れを紹介します。
さらに、エネルギー、バイオ技術、木材利用、森林経営など、「知の宝庫」として木や森が秘める可能性にも触れていきます。
住友林業は、森林経営から木材・建材、住宅、中大規模木造建築、不動産、木質バイオマス発電までをつなぐ独自のバリューチェーンを「ウッドサイクル」と呼んでいます。
森を育て、木を使い、再び森を育てる。
GREEN×EXPO 2027でも、この循環が重要なテーマの一つになりそうです。
④ 2階デッキ|最後は「鳥の目」で森を見る
体験の最後に待っているのが2階デッキです。
普段、私たちは木を地面から見上げています。
一方、2階デッキでは、鳥のような高さから木々を見渡すことができます。
視点が変われば、同じ森でも見え方が変わる。
これはまさに、
「100EYES, 100FORESTS.」
というコンセプトを象徴する体験と言えそうです。
大阪・関西万博の「住友館」と何が違う?
大阪・関西万博の住友館と、GREEN×EXPO 2027の「ひゃくの森」。
どちらも「森」が重要なテーマですが、現時点で公開されている内容を見ると、体験の方向性には大きな違いがあります。
| 比較 | 大阪・関西万博住友館 | GREEN×EXPO 2027「ひゃくの森」 |
| 出展 | 住友グループ | 住友林業 |
| 中心テーマ | 森・いのち・未来 | 森を見る多様な視点 |
| 代表体験 | UNKNOWN FOREST | ひゃくの森 |
| 体験スタイル | 探索・没入型 | 回遊・発見型 |
| 主な演出 | ランタン・光・音・シアター | トンネル・シアター・ミュージアム・デッキ |
| 森の捉え方 | 森の中へ入り込む | 多様な視点から森を見る |
| 特徴 | エンターテインメント性の高い没入体験 | 学びと体験を通じて森の価値を考える |
| 出展形態 | 住友グループ | 住友林業単独 |
大阪万博の住友館は「森の中に入る」体験
大阪・関西万博の住友館を象徴したのが、
UNKNOWN FOREST 誰も知らない、いのちの物語
です。
来場者はランタンを持って未知の森へ入り、さまざまな命の物語に出会っていきました。
光、音、空間演出、ランタン、物語などを組み合わせた体験は、一般的な展示を見るというよりも、自分自身が物語の中に入り込むような没入型体験でした。
来館者からは「アトラクションのようだった」といった声もあり、会期を通じて高い注目を集めたパビリオンの一つとなりました。
大阪万博では高い人気を集めた住友館
大阪・関西万博の住友館は、会期中を通して高い人気を集めました。
住友グループ広報委員会も、住友館について、連日多くの来館者が訪れる人気パビリオンとなったことを紹介しています。
また、抽選などで入館できなかった人から「映像で見たい」という声も寄せられ、閉幕後にはUNKNOWN FORESTの映像も公開されました。
大阪万博を訪れたものの、
「住友館に入りたかったけれど予約が取れなかった」
という人も少なくなかったのではないでしょうか。
横浜の「ひゃくの森」は「森を見る」体験へ
大阪の住友館が、
森の中へ入り込む
体験だったとすれば、GREEN×EXPO 2027の「ひゃくの森」は、
森を見る視点を変えていく
体験と言えそうです。
命の視点。
林業の視点。
科学の視点。
エネルギーの視点。
都市の視点。
そして最後には、鳥のような視点。
一つの「森」に対して、さまざまな見方があることを体験するのが、横浜の住友林業館です。
「住友館の続編」ではない点に注意
ここは誤解しないようにしたいポイントです。
GREEN×EXPO 2027の「ひゃくの森」は、大阪・関西万博の住友館がそのまま横浜で復活するものではありません。
大阪は住友グループによる住友館。
横浜は住友林業による「ひゃくの森」です。
一方で、住友と森との長い関わりや、自然と人とのつながりを考えるという点では、共通する部分も感じられます。
大阪万博で住友館を体験した人にとっては、
「大阪では森の中へ入り、横浜では森をさまざまな視点から見る」
という違いを楽しむのも面白そうです。
大阪・関西万博から横浜へ|樹木を運ぶ「緑配便®」
住友林業は、GREEN×EXPO 2027のパビリオン出展だけでなく、大阪・関西万博から横浜へ「緑」をつなぐ取り組みにも参加しています。
2026年3月4日から6日にかけて、GREEN×EXPO協会、住友林業、日本通運、JR貨物が連携し、大阪・関西万博会場内の樹木をGREEN×EXPO 2027会場へ輸送するプロジェクトを実施しました。
使用されたのが、住友林業の樹木配送サービス「緑配便®」です。
通常のトラック輸送だけに頼らず、鉄道や船舶などへ輸送手段を切り替える「モーダルシフト」によって、輸送時のCO2排出量削減を目指す取り組みです。
今回輸送された樹木は、GREEN×EXPO 2027会場内に実際に植栽され、来場者が見ることのできる「脱炭素型物流」の実証例として活用されます。
さらに、JR貨物が制作した大阪・関西万博とGREEN×EXPO 2027をつなぐ記念ヘッドマークも、会場内で展示される予定です。
「森」というテーマだけでなく、本物の樹木も大阪から横浜へ
大阪・関西万博の住友館とGREEN×EXPO 2027の「ひゃくの森」は、同じパビリオンの続編ではありません。
しかし、テーマだけでなく、大阪万博で実際に使われていた樹木が横浜へ運ばれ、新たな会場で根を張るという形でもレガシーが受け継がれます。
大阪から横浜へ。
「森」や「いのち」を考えるというテーマとともに、本物の緑も次の国際博覧会へつながっていく点は、「ひゃくの森」を見るうえでも注目したいポイントです。
大阪・関西万博のようなパビリオンになる?
2026年9月15日時点では、所要時間、1日の受入人数、事前予約の有無、観覧予約方式などは発表されていません。
そのため、大阪・関西万博の住友館と同じような「予約困難なパビリオン」になるとはまだ言えません。
ただし、大阪万博の住友館にはすでに高い認知があります。
「大阪では住友館に入れなかったので、横浜では行ってみたい」
という人が出てくる可能性もありそうです。
さらにGREEN×EXPO 2027は、花や植物、自然を中心とした国際園芸博覧会です。
「森」というテーマとGREEN×EXPOの親和性は高く、今後注目度が上がるパビリオンの一つになる可能性があります。
今後は「展示詳細・所要時間・予約方法」に注目
住友林業は、2027年3月19日の開幕に向けて、今後も新しいコンテンツや展示・体験の詳細、イベント情報などを発信していく予定です。
特に今後注目したいのは、所要時間、入場方法、事前予約の有無、1日の受入人数、シアター演出、イベントプログラムです。
大阪・関西万博で住友館が高い人気を集めただけに、「ひゃくの森」の予約方式にも注目が集まりそうです。
新しい情報が発表され次第、この記事でも随時更新します。
まとめ|大阪の「森に入る」から、横浜の「100の目で森を見る」へ
GREEN×EXPO 2027の住友林業館「ひゃくの森」は、
100EYES, 100FORESTS.
をコンセプトに、森や木をさまざまな視点から見つめるパビリオンです。
2026年9月15日の発表では、
トンネル → シアター → ミュージアム → 2階デッキ
という体験ストーリーも明らかになりました。
大阪・関西万博の住友館が「UNKNOWN FORESTの中へ入り込む没入体験」だったとすれば、横浜では「森を見る視点そのものを変えていく体験」が中心になりそうです。
大阪万博で高い注目を集めた「住友」と「森」。
GREEN×EXPO 2027では、それがどのような新しい体験として表現されるのでしょうか。
開幕まで残り約半年。
今後発表される展示詳細や予約方法にも注目です。
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