「アラビア語を本気で学びたいけれど、留学先はどこがいいんだろう?」
「エジプトやヨルダンもいいけれど、治安や環境がちょっと心配……」
そんなあなたに、私が全力でおすすめしたい選択肢があります。それが「オマーンアラビア語留学(DIWANプログラム)」です。
※本記事にはアフィリエイトリンクを含みます
- DIWANプログラムとは?
- 申込み方法について
- 受験〜出発準備
- 留学費用について
- 学費以外にいくらかかる?現地生活費・お小遣いリアル内訳
- 第3章:3ヶ月の「学生ビザ」がもたらす自由度の高さ
- プログラム内容(授業・レベル)
- 生活環境(寮・Wi-Fi)
- 食事について
- 通信環境について
- 平日の1日
- 授業のリアル
- クラスメイト・環境
- DIWANプログラムの「100点満点・総合評価システム」
- 2. 成長の現在地を知る「2回のシビアな小テスト(クイズ)」
- 3. 【最難関】アラビア語で覚える「文法用語」
- 最終試験のリアル&持ち帰った「生の成績表」を完全公開!
- Sultan Qaboos Institute(SQCA)の修了証を胸に
- メリット・デメリット
- どんな人におすすめか
- 最後の予告の前に
- まとめ:語学留学の価値は「逃げずに挑んだ時間」にある
- 最後に
DIWANプログラムとは?
私はオマーンの王室がスポンサーのDIWANプログラム(オマーンにあるアラビア語教育機関「Sultan Qaboos Institute for Teaching Arabic to Non-Native Speakers(@SQCA)」が提供する、外国人向けのアラビア語学習プログラム)に8週間参加しました。
結論から言うと、全てが素晴らしいプログラムでした。
なぜDIWANなのか?
アラビア語留学といえば、エジプトのカイロやヨルダンのアンマン、クウェート、カタールなどが有名ですよね。しかし、私が選んだのは「オマーン」でした。
なぜオマーンなのか。理由はシンプルです。
- 圧倒的な治安の良さと、人々の優しさ(中東で最も治安が良いと言っても過言ではありません)
- 国費クオリティの洗練されたカリキュラム
- フスハー(正則アラビア語)を学ぶのに最適な、美しく穏やかな環境
「中東=危ない」というイメージを180度覆す、驚くほどクリーンで平和な世界がここにはあります。
場所は?
場所は、オマーンの内陸部にあるマナ(Manah)という町に位置しており、首都マスカットからは車で約1時間半ほどの距離にあります。都市部から離れた落ち着いた環境の中で、学習に集中できるのが特徴です。

Sultan Qaboos Institute for Teaching Arabic Language to Non-Native Speakers
内容は?
プログラムは数週間単位で構成されており、文法・会話・リーディング・リスニングなどをバランスよく学ぶことができます。また、授業だけでなく、文化体験やフィールドワークも組み込まれているため、実際のオマーン社会や文化に触れながらアラビア語を学べる点も大きな魅力です。
世界各国からの参加者とともに学ぶことで、多様な価値観に触れることができるのも、このプログラムの特徴の一つです。
「アラビア語を学びたいけど、どこで学ぶべきか?」
中東留学を検討する中で、エジプトやヨルダンを思い浮かべる方は多いと思います。
そんな中で、あまり知られていない選択肢の一つが、オマーンのDIWANプログラムです。
私が経験した、SQCA の魅力をもっと多くの人に伝えたいと思い、記事に書き記そうと思いました。
この記事では、実際に参加した立場から、
DIWANプログラムの内容や生活、魅力について分かりやすくまとめます。
申込み方法について
DIWANプログラムへの申込み方法については、いくつかのルートがあります。
私の場合は、万博来場者向けの奨学金制度を利用して参加したため、一般的な申込みとは少し異なるケースになります。
一方で、通常の申込みについては、公式ホームページから各セメスター(コース)のスケジュールや募集要項を確認することが可能です。
申込みはオンラインで行う形式となっており、コース期間やレベル、必要書類などの詳細も掲載されています。
▶︎ 詳細はこちら
https://sqca.edu.om/en/programs/on-campus
時期によって募集状況や条件が異なるため、最新情報は公式サイトを確認することをおすすめします。
なお、人気のあるプログラムのため、早めの情報収集と申込み準備が重要だと感じました。

※上記のQRコードから上手く申し込みフォームへ飛ばない場合は以下のGoogleフォームへ直接アクセスして、入力してください。
公式HPの応募フォームはすべて英語(またはアラビア語)です。必要な書類は以下の通りです。
応募ページと必要書類
- 写真: [4×6cm 白か青の背景]
- パスポート: 残存期間に注意
- 入力方法:Googleフォーム
【Googleフォーム記入例】









受験〜出発準備
受験案内のメールが来たら
受験案内は先ほど入力したメールアドレスに届きます。

オンラインで選択式の問題を100問解きますが、全てアラビア語です。
ここでは、純粋なアラビア語のレベルをチェックするそうです。

選択式の試験が終わると次はオンライン面接の案内メールが届きます。
おそらく1ヶ月後くらいです。
※インタビューの時間はオマーンの現地時間で記載されているので、注意してください。

合格メールが来たら
合格通知はメールで届きます。その後、承諾意思確認と最終学歴証明書、フライトスケジュールの返送を行います。
また、ここで学生寮についての規則が添付されているので、きちんと読んで把握しておく必要があります。規則を破ると退学の恐れがあります。


留学費用について
DIWANプログラムの費用は、部屋のタイプによって異なります。
2人部屋の場合は259 OMR(日本円にして約10万円)です。
💰 259 OMR(約10万円)に含まれる驚きのパッケージ内容
- 📚 授業料(約8週間の本格的なアラビア語講義)
- 📖 教材費(オリジナルテキスト等)
- 🏢 学生寮の滞在費
- 🍽️ 1日3食の食事
- 📄 学生ビザ取得費用(3ヶ月有効ビザ)
- 🚌 週末の文化体験・観光プログラム(一部宿泊費のみ自己負担)
- 🤝 オマーン人のランゲージパートナー制度
航空券代を除けば、現地での「生きるためのベース費用」はほぼ完璧にカバーされています。世界中の語学留学と比較しても、トップクラスのコスパと言えます。
生活に必要な基本的な環境が整っており、内容を考えるとかなり良心的な価格設定だと感じました。
宿泊を伴うスクールトリップについても、ホテルの宿泊費、食事、水、移動込みで2人部屋の場合12.5 OMR、1人部屋の場合30 OMRと良心的で素晴らしい体験ができます。
本当にありがたい留学コースです。

一方で、1人部屋を希望する場合は、2人部屋よりも費用が高くなります。
静かな環境で集中したい方や、プライベート空間を重視したい方には、1人部屋も選択肢になると思います。
なお、料金や条件はコースや年度によって変更される可能性があるため、申込み前には必ず公式サイトや学校からの最新情報を確認することをおすすめします。
学費以外にいくらかかる?現地生活費・お小遣いリアル内訳
「プログラム費用が10万円でも、現地の生活費で結局お金がかかるのでは?」と不安になる方も多いはず。
そこで、基本パッケージに含まれない「現地で実際に使ったリアルな費用」を項目別にまとめました!
🛍️ 日用品・生活雑貨
寮生活をスタートする際や、日々の生活で買い足したアイテムです。
| 項目 | 概算費用(OMR / 日本円) | 備考・購入場所 |
| シャンプー・コンディショナー | 約 2.0 OMR(約800円) | 1本の値段、スーパー(ルル等)で購入 |
| 洗剤・洗濯用品 | 約 2.5 OMR(約1000円) | 2.25kg粉洗剤(2ヶ月分) 寮の洗濯機で使用 |
| ティッシュ・トイレットペーパー | 無償提供 | 寮に完備 |
| ドライヤー・変圧器等 | 約 8~12.0 OMR (約3000~4500円) | 現地調達の場合 (メーカーによる) |



☕ 嗜好品・カフェ・外食(息抜き費用)
1日3食は提供されますが、休日のカフェ巡りやちょっとしたおやつ代です。
| 項目 | 概算費用(OMR / 日本円) | 備考 |
| ジュース・ペットボトル飲料 | 約 0.5 OMR(約200円) | 水や現地のフレッシュジュース (寮にウォーターサーバー完備) |
| カフェ利用(コーヒー・スイーツ) | 約 1.5 OMR(約600円) | コーヒ1杯 |
| 週末の外食・スナック | 約 2.0 OMR(約800円) | スーク(市場)での食べ歩きなど |
🚕 交通費・移動手段
授業以外の時間に街へ繰り出したり、買い物へ行く際の移動費です。
| 項目 | 概算費用(OMR / 日本円) | 備考 |
| タクシー代(Otaxi等) | 約 4.0 OMR(約2000円) | 配車アプリ利用が便利 (マナ↔︎ニズワ) |
| 長距離バス・週末旅行費 | 約 2.5 OMR(約1000円) | 地方都市や観光地への移動 |


マスカット〜ニズワのバス予約サイト
📊 現地滞在中の合計お小遣い目安
- 現地追加出費 合計:約 200~300 OMR(約 8万〜12万円)
第3章:3ヶ月の「学生ビザ」がもたらす自由度の高さ
DIWANプログラムでは、3ヶ月の学生ビザが発給されます。
授業期間は約8週間ですが、ビザの有効期限にゆとりがあるため、以下のような使い方が可能です。
- 授業前後のオマーン国内旅行: サララやニズワ、砂漠エリアへの周遊
- 近隣の中東諸国への足を伸ばす: UAE(ドバイ・アブダビ)やカタール等への立ち寄り
単に言葉を学ぶだけでなく、アラブの文化や空気感を肌で感じる「旅と学び」を両立できる点も大きなメリットです。
プログラム内容(授業・レベル)
DIWANプログラムでは、アラビア語を母語としない学習者向けに設計された、集中型の語学プログラムが提供されています。
授業は主にアラビア語で行われ、文法・会話・リーディング・リスニングといった技能をバランスよく学ぶカリキュラムになっています。単なる知識の習得だけでなく、実際に「使えるアラビア語」を身につけることが重視されているのが特徴です。
オンライン面接(レベル分け)が実施され、それぞれのレベルに応じたクラスに振り分けられます
レベルは初級から上級まで段階的に分かれており、私の場合は中級レベル(B1)からスタートしました。クラスでは文法事項(例:主格・対格・属格など)を学びつつ、日常会話やディスカッションを通して実践力を高めていきます。
また、授業外でもアラビア語を使う機会が多く、クラスメイトとの交流や文化体験を通じて、自然と「聞く・話す」力が鍛えられる環境が整っています。
単なる語学学校というよりも、「言語+文化を一体で学ぶ」ことを目的としたプログラムである点が、大きな特徴だと感じています。

私が参加したコース
私が参加したのは、2026年3月末から始まった「8週間コース」です。世界中からアラビア語を志す学生や社会人が集まり、毎日のように濃密な授業が行われました。

生活環境(寮・Wi-Fi)
DIWANプログラムでは、学生向けの宿泊施設(寮)が用意されており、基本的には寮で生活することになります。
寮は1人部屋と2人部屋を選ぶことができます。
部屋はベッドや机、収納などの基本的な家具が揃っており、日常生活に必要な環境は整っています。落ち着いた環境の中で、勉強に集中しやすいのが特徴です。また、敷地内には簡易的なジムもあり、軽い運動をすることもできます。










食事について
1日3食ビュッフェ形式で提供されるスタイルで、現地の食文化を体験しながら生活することができます。オマーン料理を中心としたメニューが多く、日本とは異なる味付けや食材に触れる良い機会にもなっています。










通信環境について
Wi-Fiは寮と学校の両方に完備されており、日常的な連絡や調べものに不便を感じることはほとんどありません。オンラインでのやり取りや学習用途としても、問題なく利用できる環境です。
ただし、日本人にとって注意したい点もいくつかあります。オマーンではLINEが利用できず、日本の電話番号で登録したWhatsAppも通話機能が制限される場合があります。また、Instagramの通話機能も使用できないため、事前に代替手段を考えておくことをおすすめします。
私の場合は、GmailやInstagramのメッセージ機能を使って日本の友人と連絡を取っていました。また、ビデオ通話についてはZoomやGoogle Meetが問題なく利用できます。
私の場合、楽天モバイルの「Rakuten Link」はオマーン滞在中も利用できました。海外滞在中に日本と連絡を取る手段の一つとして便利でした。
全体として、派手さはないものの、生活と学習に必要な環境がしっかりと整っており、「落ち着いて学びたい人」にとっては非常に適した環境だと感じています。
平日の1日
ここでは、DIWANプログラムにおける平日の基本的な1日の流れをご紹介します。
🕰 1日のスケジュール
朝
- 6:30〜7:45:朝食
- 8:00〜:授業スタート
寮から学校へは、
- 送迎バス or 徒歩(約5分)
※ただし、時期によっては日中40度を超える日もあるため、バス利用が安心です。
午前の授業(計4時間)
- 8:00〜10:00:授業(先生①)1時間ほどで10分休憩
- 10:00〜10:30:長めの休憩(コーヒー・紅茶・交流)
- 10:30〜12:30:授業(先生②)1時間ほどで10分休憩
休憩時間は、先生やクラスメイトとの会話のチャンス
→ ここも大事な「学びの時間」です
昼
- 13:00〜14:30:昼食
- 一度寮に戻ってリラックス
- クラスメイトと食事&会話(アラビア語・英語)
日常の会話も自然と語学練習に
午後(夕方)・その他の活動
- 週2回 17:00〜19:00:ランゲージパートナーとの会話(約2時間)
- その他の日:文化イベントや交流(WhatsAppグループで共有)
夜
- 授業後:宿題・復習・自由時間
- 19:30〜21:00:夕食
生活面
- 週2回:マーケット行きのマイクロバス送迎あり
→ 日用品・食料の買い出しが可能 - SIMカード購入も可能
→ ニズワ・グランドモール内のOmantelで購入

海外用変換プラグ・電源アダプター
↓「私が留学時に準備したタイプはこちら」
価格:4,690円(税込、送料無料) (2026/8/25時点) |
例(筆者)
- 3ヶ月・25GB
- 15 OMR + SIM代1 OMR
長期滞在でも安心して使えるプランあり
まとめ(生活面)
- シンプルな生活環境
- その分、学習に集中できる環境
• 日々の積み重ねで成長を実感できます
授業のリアル
SQCAの授業は、「聞くだけ」ではなく
実践重視のスタイルが特徴です。
授業の特徴
- 授業はB1クラスでは基本すべてアラビア語
最初はかなり大変
- 「何を言っているかわからない」時間も多い
- 不安を感じることもある
📈 変化と成長
しかし…
- 毎日触れることで耳が慣れる
- キーワードが拾えるようになる
- 徐々に流れが理解できる
確実に「聞く力」が伸びる
授業スタイル
- 文法解説
- 会話練習
- ディスカッション
- プレゼンテーション
- ライティング、リスニング
バランスよく全ての要素が組み込まれています。
学びのポイント
- 最初は話せなくてもOK
- 繰り返し挑戦することで表現力が伸びる
- 先生との距離が近い
- 発言しやすい雰囲気
「間違えてもいいから話す」環境
まとめ(授業)
- 決して楽ではない
- でもその分、成長が早い
短期間で実践力を伸ばしたい人に最適
渡航前・現地でのアラビア語学習について
授業は基本的にアラビア語で進むため、出発前に文字・基本文法・会話表現を復習しておくと、授業にも入りやすくなります。
また、現地では授業後の復習や翌日の予習にも参考書があると便利です。私も基礎を確認したいときに、日本語で解説された教材があると助かりました。
📚 アラビア語学習の参考書を見る
「ニューエクスプレスプラス アラビア語」
価格:2,750円(税込、送料無料) (2026/8/25時点) |
クラスメイト・環境
DIWANプログラムのSQCAには、世界中から学生が集まります。

🌍 クラスの特徴
- アジア・ヨーロッパ・欧米など多国籍
- 共通言語:英語(+授業はアラビア語)
雰囲気
- とてもフレンドリー
- 発言しやすい環境
- お互いに助け合う文化
自然と距離が縮まる
🍽 授業外の交流
- 一緒に食事
- イベント参加
言語だけでなく
文化・価値観の理解も深まる
まとめ(環境)
- 語学学習だけではない
- 「人とのつながり」を感じられる環境
DIWANプログラムの「100点満点・総合評価システム」
「最終テストで点数が取れなかったら即アウトなのか?」
結論から言うと、答えはNOです。
DIWANプログラムの評価システム(عناصر التقييم)は、一発勝負の試験結果以上に「毎日の積み重ね」を徹底的に評価する仕組みになっています。
📊 実際の評価配分(Weight)一覧
| 評価項目(Assessment) | 配分(Weight) | 評価のポイント・評価基準 |
| 授業参加(Participation) | 10% | 発言への積極性、毎日の出席状況、授業への集中度 |
| 宿題・課題(Homework) | 10% | 毎日課される宿題の提出率とクオリティ |
| 毎週の作文(Weekly Writing) | 10% | 毎週出題されるエッセイ課題の完成度 |
| 口頭活動(Speaking) | 10% | クラスの前で行うプレゼンテーションや発話 |
| クイズ(Quizzes / 2回) | 20% | 第3週と第6週に行われる中間定着度チェック(各10%) |
| 最終口頭試験(Final Oral) | 10% | 面接官との一対一によるスピーキング試験 |
| 最終筆記試験(Final Exam) | 30% | 第8週に実施される全範囲の集大成(筆記) |
| 合計 | 100% | 総合得点で合否および成績が決定 |
この配分を見てわかる通り、最終筆記試験のウェイトは全体の30%のみです。
どれだけ試験直前に一夜漬けをしようとも、毎日の課題をサボったり授業で黙り込んでいたりすれば良い成績は絶対に残せません。逆に言えば、「毎日コツコツ逃げずに頑張る人が報われる、極めてフェアで誠実な評価制度」と言えます。

2. 成長の現在地を知る「2回のシビアな小テスト(クイズ)」
8週間という短期決戦の中で、自分の立ち位置を試される「小テスト(الامتحان القصير)」が第3週と第6週にあります。
1️⃣ 第1回クイズ(第3週末:配分10%)
- 試験内容: 文法・語彙・読解
- リアルな感想: 現地生活に慣れてきたタイミングで叩きつけられる最初の関門。基礎が本当に身についているか、自分の甘さを突きつけられます。
2️⃣ 第2回クイズ(第6週末:配分10%)
- 試験内容: 文法・語彙・リスニング
- リアルな感想: カリキュラム後半、一気に難易度が上がった段階で実施。「リスニング」が追加され、ネイティブのスピードについていけるかの耳の力が試されます。
この2回のクイズがあるおかげで、「自分がどこでつまずいているか」を最終試験の前に自覚し、泥縄式ではないリカバリーを行うことができました。
3. 【最難関】アラビア語で覚える「文法用語」
留学中、私が最も頭を抱え、毎日知恵熱が出そうになったのが「文法用語そのものをアラビア語で理解しなければならない」という壁でした。
日本の授業のように「主語」「述語」といった日本語のクッションは一切ありません。授業も説明も、すべてフスハー(正統アラビア語)で行われます。

🧠 毎週脳を揺さぶってきた難解な文法用語たち
- 格変化の基礎(اساسيات الإعراب بالحركات والحروف)
- 母音や文字による格変化の基本。ここからすでに脳がフル回転!
- 名詞文・動詞文の格変化(إعراب الجملة الاسمية والفعلية)
- 文章の構造によって語形が目まぐるしく変化。
- 述語の分類(أنواع الخبر)
- 主語に対応する述語のパターンを細かく分類。この直後に第1回クイズが襲来!
- 複数形の嵐(جمع المذكر/المؤنث السالم, جمع التكسير, المثنى)
- 健全男性/女性複数、不規則複数、そして精度が問われる双数形。ルールが倍増してパニックに。
- 【最難関ルール】カーナとインナの姉妹たち(أخوات كان / إن وأخواتها)
- アラビア語学習者の最大関門!主語と述語の格(母音)を180度ひっくり返してくる2大巨頭。この2つのルールがごちゃ混ぜになって襲いかかってくる直後に、第2回クイズが容赦なく到来しました。
「意味は知っているはずなのに、先生がアラビア語で説明すると一瞬何のことかわからない!」という絶望感。
しかし、毎日のようにホワイトボードに書かれる文字にしがみつき、宿題や発話で強制的に使い続けるうちに、私の脳は「日本語を介さず、アラビア語をアラビア語のまま理解する構造」へと少しずつシフトしていきました。



最終試験のリアル&持ち帰った「生の成績表」を完全公開!
そして迎えた第8週の最終試験。
試験科目は「リスニング・文法・語彙・読解・作文」のフルコース(筆記30%)に加え、一対一の最終口頭試験(10%)。単純な暗記問題は1問もなく、本当の「運用力」が試される厳しいものでした。
ここで、私が死に物狂いで掴み取った実際の成績表(Transcript)のスコアを隠さず公開します!
💻 K-WayYesのリアル成績表データ(生データ)

オマーン留学|DIWANプログラムの最終試験と評価制度を完全公開。アラビア語で挑んだ8週間の集大成|K-WayYes
こんにちは!السلام عليكم アッサラーム アレイコム! オマーンでのDIWANプログラム留…
成績表については、有料noteにてご覧いただけます。
気になる方は、ご購入してください。

Sultan Qaboos Institute(SQCA)の修了証を胸に
すべての試練を終えた修了式。
手渡されたのは、高貴なエンブレムが刻印されたSultan Qaboos Institute for Teaching Arabic to Non-Native Speakers(SQCA)の修了証(Certificate)でした。

Status欄の「Completed」という文字を目にした瞬間、この8週間の苦悩と努力の記憶が一気に駆け巡り、胸が熱くなりました。
かつてヨルダンで積み上げてきたアラビア語の土台があったからこそ、この猛烈なスピードのDIWANプログラムに喰らいつき、確かな形として成果を残すことができたのだと実感しています。
メリット・デメリット
実際にDIWANプログラムに参加して感じたメリットとデメリットを、率直にまとめます。
■ メリット
まず大きな魅力は、「アラビア語と文化を一体で学べる環境」です。
授業だけでなく、フィールドワークや文化体験が豊富に用意されているため、言語を実際の生活や社会の中で理解することができます。単なる語学学習にとどまらず、「なぜその表現を使うのか」といった背景まで自然と身についていく感覚があります。
また、学習環境として非常に落ち着いている点も特徴です。都市部のような誘惑が少なく、勉強に集中しやすい環境が整っています。
さらに、世界各国からの学生と一緒に学ぶことで、異文化交流の機会も多く、視野が広がる点も大きなメリットです。
■ デメリット
一方で、いくつか注意点もあります。
まず、マナ(Manah)という立地上、大きな商業施設や娯楽は限られており、生活は比較的シンプルになります。都市的な利便性や刺激を求める方には、やや物足りなさを感じるかもしれません。
また、日常生活において英語が通じる場面が限られることもあり、最初は戸惑うことがあります。ただし、これはアラビア語を使う機会が増えるという意味では、学習環境としてはむしろプラスに働く側面もあります。
加えて、通信環境に関しても、日本と同じように自由に使えるサービスが限られるため、事前に準備や代替手段を考えておく必要があります。
どんな人におすすめか
DIWANプログラムは、すべての人にとって最適な留学先というわけではありませんが、特に以下のような方には強くおすすめできると感じています。
まず、本気でアラビア語を学びたい方です。授業はアラビア語で行われ、日常生活でもアラビア語に触れる機会が多いため、言語環境としては非常に充実しています。
また、中東の文化や社会に興味があり、実際に現地で体験してみたい方にも向いています。観光では得られない、リアルな生活や人との関わりを通して、より深い理解を得ることができます。
一方で、都市的な便利さや娯楽を重視する方には、少し不便に感じる場面もあるかもしれません。マナという立地もあり、生活は比較的シンプルになります。
しかしその分、学習に集中できる環境が整っており、「短期間でしっかり力を伸ばしたい」という方にとっては、非常に価値のある経験になると思います。
最後の予告の前に
ここで告知させてください!
以下のnote記事の通り、「アラビア語を着る」をコンセプトにアラビア語グッズの販売を開始しました!
気になる方はぜひ記事を読んで、オンラインショップをご覧ください!


まとめ:語学留学の価値は「逃げずに挑んだ時間」にある
語学留学の成果は、単に「綺麗な満点を取ること」だけではありません。
- アラビア語だけで展開される厳しい授業環境に飛び込む勇気
- 難解な文法用語に打ちのめされながらも、毎日机に向かい続けた忍耐力
- 自分の弱点を受け入れ、最後までやり遂げた自信
これこそが、教室を飛び出して海外で学ぶことの本当の醍醐味であり、一生モノの財産になると確信しています。
これからオマーン留学やDIWANプログラムを目指す皆さん。決して楽な道ではありませんが、逃げずに挑んだ先には、間違いなく新しい自分と素晴らしい世界が待っています!
最後に
オマーンのDIWANプログラムは、まだ日本ではあまり知られていない留学先の一つです。
しかし実際に参加してみて、アラビア語の習得だけでなく、文化や価値観の理解まで含めた、非常に充実したプログラムだと感じています。
「アラビア語を学びたい」
「中東に興味がある」
「新しい環境に挑戦してみたい」
そんな方にとって、オマーンという選択肢は、きっと新しい可能性を広げてくれるはずです。
この記事が、これから留学を考えている方の参考になれば嬉しいです。
※最後まで読んだ方はこちらの中東キャリア形成の実践ロードマップに興味が湧くかと思います。
ぜひ続けて読んで、実践してみてください。


※こちらの記事は随時更新しています。(2026年8月現在)
料金・募集条件等は変更される場合があります。最新情報はSQCA公式サイトをご確認ください。

コメント