2027年、日本の横浜とセルビアの首都ベオグラードで、2つの大きな国際博覧会が開催されます。
- GREEN×EXPO 2027(2027年国際園芸博覧会/横浜花博)
- Expo 2027 Belgrade(ベオグラード国際博覧会)
実はこの2つ、開催時期が大きく重なっています。
横浜花博は2027年3月19日〜9月26日。
ベオグラード万博は2027年5月15日〜8月15日です。
つまり、ベオグラード万博の開催期間93日間は、すべて横浜花博の開催期間内。
2027年の夏は、日本とセルビアで2つの国際博覧会が同時進行することになります。 (国際展示局 (BIE))
では、参加する国々にはどのような違いがあるのでしょうか。
2026年8月時点の公式情報をもとに比較してみます。
ベオグラード万博と横浜花博を比較
| 項目 | ベオグラード万博 | 横浜花博 |
| 正式名称 | Expo 2027 Belgrade | 2027年国際園芸博覧会 |
| 開催地 | セルビア・ベオグラード | 日本・横浜 |
| 開催期間 | 2027年5月15日~8月15日 | 2027年3月19日~9月26日 |
| 種類 | BIE認定博覧会(Specialised Expo) | A1国際園芸博覧会・BIE認定 |
| テーマ | Play for Humanity: Sport and Music for All | 幸せを創る明日の風景 |
| 国際参加 | 約140の国際参加 | 71か国・地域+5国際機関 |
横浜花博について、日本国外務省は2026年8月4日時点で71か国・地域、5国際機関の参加予定を公表しています。 (Ministry of Foreign Affairs of Japan)
一方、ベオグラード万博では2026年6月30日に140の国際参加を確認したと主催者が発表。その後も「140超」と案内されています。 (Expo Belgrade 2027)
ただし注意したいのが、数字の単位です。
横浜の「71」は国・地域の数、5国際機関、ベオグラードの約140は国や国際機関などを含むInternational Participants(国際参加)です。
そのため、「71か国対140か国」という単純比較ではありません。
現在公表されている国だけでも39か国が共通
横浜花博の71か国・地域と、ベオグラード万博公式サイトのParticipantsページで現在国名が掲載されている国々を比較すると、39か国が共通しています。
主な共通国はこちらです。
アゼルバイジャン、ブルンジ、カメルーン、中央アフリカ、チャド、コモロ、ジブチ、エクアドル、赤道ギニア、エスワティニ、エチオピア、フィジー、ガンビア、ガーナ、ギニア、イタリア、キルギス、レソト、リベリア、マダガスカル、マラウイ、マリ、ミクロネシア、モザンビーク、ネパール、パラオ、カタール、サントメ・プリンシペ、セーシェル、ソロモン諸島、ソマリア、韓国、南スーダン、スーダン、タジキスタン、トーゴ、ウガンダ、イエメン、ジンバブエ。
アフリカ諸国の重なりが非常に多いことも特徴です。 (Expo Belgrade 2027)
※ベオグラード側は約140の国際参加者が確認されている一方、公式Participantsページにはまだ全参加者の国名が掲載されていません。そのため、この39か国は「現在公開されている国名同士を比較した数字」です。
⸻
横浜花博で目立つのはアジア圏
横浜花博の参加国を見ると、ベオグラードの現在のParticipantsページには掲載されていない国として、
- 🇯🇴 ヨルダン
- 🇱🇧 レバノン
- 🇸🇾 シリア
- 🇮🇳 インド
- 🇮🇩 インドネシア
- 🇲🇾 マレーシア
- 🇹🇭 タイ
- 🇵🇭 フィリピン
- 🇻🇳 ベトナム
などがあります。 (Ministry of Foreign Affairs of Japan)
他にも興味深いのが、中東・アラブ諸国です。
ヨルダン、レバノン、シリア、モロッコ、エジプトなどが参加予定であり、世界各国の花や植物を見るだけでなく、各地域の庭園文化や自然観、食文化、伝統文化に触れられる博覧会になる可能性があります。
⸻
ベオグラードは欧州・ユーラシア勢が面白い
一方、ベオグラード万博の現在のParticipantsページには、
- 🇯🇵 日本
- 🇨🇳 中国
- 🇩🇪 ドイツ
- 🇦🇹 オーストリア
- 🇨🇭 スイス
- 🇷🇺 ロシア
- 🇹🇷 トルコ
- 🇮🇷 イラン
- 🇮🇶 イラク
- 🇮🇱 イスラエル
- 🇩🇿 アルジェリア
- 🇹🇳 チュニジア
- 🇱🇾 リビア
- 🇬🇷 ギリシャ
- 🇦🇲 アルメニア
などが掲載されています。 (Expo Belgrade 2027)
セルビアという開催地を反映してか、欧州だけでなくバルカン、旧ソ連圏、中東まで幅広い顔ぶれになっています。
横浜とはまた違った国際色を楽しめそうです。
アラブ諸国だけを比較するとさらに面白い
アラブ連盟加盟国を中心に、現在公式ページで確認できる国を比較してみます。
両方で確認できる国
🇶🇦 カタール
🇾🇪 イエメン
🇸🇩 スーダン
🇸🇴 ソマリア
🇩🇯 ジブチ
🇰🇲 コモロ
横浜花博で確認できる国
🇯🇴 ヨルダン
🇱🇧 レバノン
🇸🇾 シリア
🇲🇦 モロッコ
🇪🇬 エジプト
🇲🇷 モーリタニア
ベオグラードの公開ページで確認できる国
🇩🇿 アルジェリア
🇮🇶 イラク
🇹🇳 チュニジア
🇱🇾 リビア
同じ「アラブ諸国」でも、かなり顔ぶれが違います。 (Expo Belgrade 2027)
横浜ではヨルダン・レバノン・シリア・モロッコ・エジプト。
ベオグラードではアルジェリア・イラク・チュニジア・リビア。
2027年に両方を見ることができれば、かなり幅広いアラブ・中東文化を体験できそうです。
「日本とセルビアがお互いの博覧会に参加」するのも面白い
もう一つ面白いポイントがあります。
ベオグラード万博には日本が参加します。
2026年6月11日には、日本の参加契約が正式に締結されました。 (Expo Belgrade 2027)
一方、横浜花博の参加国一覧には、
セルビア共和国
があります。 (Ministry of Foreign Affairs of Japan)
つまり2027年は、
日本で開催される横浜花博にセルビアが参加し、セルビアで開催されるベオグラード万博に日本が参加する
という関係になります。
大阪・関西万博から続く国際博覧会の流れとして見ても、非常に興味深いところです。
アメリカの例を見ると「国名一覧=最終参加国」ではない
参加国を比較する際には、もう一つ注意点があります。
たとえば米国。
横浜花博では、外務省の参加予定国一覧に米国が掲載されています。
一方、ベオグラード公式サイトの現在のParticipantsページには米国の名前が見当たりません。
しかし、米国は2026年5月10日にベオグラード万博への参加契約を正式に締結済みです。 (Expo Belgrade 2027)
つまり、
「Participantsページにまだ名前がない=参加しない」
とは限りません。
ベオグラード万博は約140の国際参加者が確認されているため、今後さらに各国の情報が公開されていくと考えられます。
この記事でも最新情報が発表され次第、更新していきます。
2027年は「2つの博覧会を比較する」という楽しみ方も
2025年の大阪・関西万博から2年。
2027年には、
3月19日 横浜花博 開幕
↓
5月15日 ベオグラード万博 開幕
↓
8月15日 ベオグラード万博 閉幕
↓
9月26日 横浜花博 閉幕
という流れになります。
特に5月15日から8月15日までは、2つの国際博覧会が完全に同時開催。
参加国を比較してみると、同じ国もあれば、どちらかでしか現在確認できない国もあり、それぞれかなり違った国際色があります。
横浜では花・緑・園芸から世界を見る。
ベオグラードではスポーツ・音楽・「遊び」から世界を見る。
同じ2027年に開催されるからこそ、2つの博覧会を比較しながら追いかけていくのも面白そうです。
K-WayYesでは今後も、GREEN×EXPO 2027とExpo 2027 Belgradeについて、参加国、パビリオン、チケット、アクセス、求人・スタッフ情報などを随時紹介していきます。
関連記事はこちら
※参加国・国際参加者情報は2026年8月21日時点で確認できる公式情報をもとにしています。今後変更・追加される可能性があります。



コメント